当ブログで何度も取り上げて来た映画バズ・ラーマン監督の『オーストラリア』ですが、日本の一般映画情報サイトでも情報が出始めました。
という訳で、eiga.com 1/17付記事より(元情報はロイター)。
バズ・ラーマンの新作「オーストラリア」に活気づくオーストラリア映画界
『[シドニー 16日 ハリウッド・レポーター] 今年のオーストラリア映画界を代表する映画を1本選ぶとしたら、それは間違いなく、タイトルもそのものずばりの「オーストラリア」になるだろう。
バズ・ラーマン監督による総製作費1億3000万豪ドル(約126億円)の一大ロマンス映画には、ここ数年好調の波に乗るオーストラリア映画界の様々な様相が反映されている。先月には撮影も終了し、今年後半の公開が予定される同作に地元が寄せる期待は大きい。
まずキャストだが、ニコール・キッドマンとヒュー・ジャックマンを筆頭に、ブライアン・ブラウン、デビッド・ガルピリル、ジャック・トンプソン、デビッド・ウェンハムといったオーストラリア人俳優が勢揃いする。
もちろんタイトルが示唆する通り、映画は全編オーストラリアの大自然や美しい町並みを舞台に撮影された。それこそ、これまで海外の撮影隊をこの地に引きつけてきた最大の要素だ。すでにオーストラリア政府観光局も、本作とのタイアップで観光客を呼び込もうと、ラーマン監督との話し合いを始めたという。
オーストラリア映画史上最大とも言えるこの作品が可能になったのも、「時機を得たからだ」とラーマン監督は言う。先月、地元紙の取材に彼は「僕たちはまさに好機を捉えたのだと思うし、この国でも大規模な映画製作が可能だということを示したい」と語り、現在この規模の作品を自国で賄えるのは、アメリカを除けばオーストラリアしかないと自負をにじませた。
最終的な結果はどうあれ、すべて「オーストラリア」で構成される映画を作るというラーマン監督の勇気が、業界に新たな自信をもたらしたことは間違いない。
※この記事はロイター通信社との契約に基づき、株式会社エイガ・ドット・コムが日本語翻訳を行っています。』
内容は、これまで海外ニュースで何度か読んだことのある話で、特に目新しさはありませんが、日本語による情報というところが重要です。
キャストについて、主演のニコール・キッドマン&ヒュー・ジャックマンは当然として、デイヴィッド・ウェナムの名前が(表記が「デビッド・ウェンハム」であっても)出ているのは嬉しいですね。
但し、この記事では、映画の背景の一つが「日本軍によるダーウィン空襲」であることまでは書かれていません。
昨今、捕鯨問題等でぎくしゃくし始めた感のある日豪関係ですが、それが映画の公開に影響を及ぼさないことを願います。
コメントありがとうございました。
私自身は、デイヴィッド・ウェナムやヒュー・ジャックマン等オーストラリア出身俳優個々人への関心から、彼らが出演した豪映画をDVD等で鑑賞するようになり、やがて豪映画全体や、オーストラリアという国そのもの、また映画演劇も含めた文化状況へと興味の対象を拡げつつあるところです。
オーストラリア映画には日本にはいって来ていない傑作秀作も多く、DVDスルーでも構わないからこちらで見られる機会を増やしてほしいと願っております。
映画『オーストラリア』も日本公開してくれればいいのですが……背景が背景なので、宣伝の仕方が難しいかも知れませんね。
それにしても、別記事に書きましたが、ヒース・レジャーの訃報は本当にショックです……
これからますます伸びていく俳優さんだと思っていたので、無念でなりません。
ひょんなことからレイチェルさんのブログに出会い、そのなかでオーストラリア映画のことが語られているのを知って嬉しくなりました。私もオーストラリアの映画を中心に、この国の文化状況に関心を持ち続けてきています。
ラーマン監督の新作 Australia は、キッドマンのファンということもあって特別な関心を払っています。この映画、タイトルに国名を冠するほどの力の入れよう??に、気恥ずかしさも感じずにはいられないのですが・・・。
でも、ヒットしてもコケたとしても、豪州出身の映画人が大挙して出演できただけでも、この映画が作られた価値はあると思っています。
また、おじゃまいたします。