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このところ雨が続いて寒いですね。
さて、またちょっと間があいてしまいましたが、ここでお伝えした雑誌『Cut』10月号、「映画を変える10の新常識、すべて教えます。」特集内クリストファー・ノーラン小特集でのヒュー・ジャックマンのインタビューについて。
ヒューに『プレステージ』のアンジャー役のオファーがあったのは、バンクーバーで『X-NEN:ファイナル ディシジョン』撮影中のことだった、というのは、ヒューファンには知られた話ですが、彼が『バットマン ビギンズ』を観たのはその後だったそうです。
そして、その作品世界に圧倒され、一緒に仕事することが楽しみであると同時に、非常に緊張もしたとのこと。
撮影中の様々なエピソードから、ノーラン監督の完璧さや、知的であると共に情ある人物であり、妄執に取り憑かれた人間たちを描きながら、ノーラン自身は何にも取り憑かれていないように見えることなどが語られています。
あまり知られていないエピソードかと思いますが、現場では水曜日を「家族の日」と定め、出演者だけでなくスタッフにも、奥さんや子供たちを連れてくることが奨励されていたとのこと。スシパーティなども開かれたそうで、和気藹々とした現場を作ろうとするノーランの気配りが感じられます。
また、ボーデンを演じるクリスチャン・ベイルとは常に別々の部屋に通されて、打ち合わせも個別に行われ、互いの役や演技についてノーランの口から知らされることは全くなかったという話にも、ちょっと驚きました。これは、互いに疑心暗鬼を募らせて行く両者の演技にリアリティを持たせるためだったかも知れませんね。
そして、ヒューのファンとして最も興味深いのは、彼がアンジャーの他に演じたもう一役、呑んだくれの売れない役者ルートの役作りについての発言でしょう。
アンジャーを演じるより寧ろ楽しげに見えたこの役、ノーランは本当に自由にやらせてくれたそうですが、その際ヒューが提案したのが、なんとルート氏のゲイ設定!少なくともヒュー自身はその意図があったということです。
これについては、公開当時に海外掲示板などでちらっと見た記憶もありますが、ヒュー自身がはっきりそう語っている記事は初めて目にしました。私の調べ方が足りなかっただけかも知れませんが、日本語記事で読むとインパクトありますね
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まあ監督からは「でも、なるべく抑え気味にね」と言われたそうですが
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どこかの酒場でボーデンが近づいてくる(で、その後ボーデンにそそのかされる)シーンでは「ウホッ!いい男
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とにかく、このヒューのインタビューはすべてが面白く、ノーランのファンは勿論クリスチャン・ベイルさんのファンにとっても一読の価値あるものだと思います。
上の画像はその二役、右がアンジャーで左がルート。実はこの二人には「耳たぶの形が違う」という差異があるんですよ。是非ご確認下さい。
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