昨年度、豪のAFI授賞式(Australia Film Institute Awards)の頃、バズ・ラーマン監督、ニコール・キッドマン&ラッセル・クロウ主演映画の企画に触れたことがありましたが、この映画、最近になってラッセル降板との報が伝えられました。
日本でもFLIXのニュース等で取り上げられ、代わりの主演候補としてはヒース・レジャーの名が挙がっていたのですが…
ほんの少し前はいって来た新たな情報によると、なんと主演男優はヒュー・ジャックマンで決まりそうだとのこと!
Yahoo! News
ComingSoon.net
第二次大戦直前のオーストラリア、ノーザンテリトリー。広大な牧場を相続した英国貴族女性が主人公。しかし英国の牧畜王に土地を奪われ、荒くれカウボーイと共に二千頭もの牛を引き連れて何百マイルもの旅をする羽目になるが、向かった先のダーウィンでは日本軍による空襲が…
という背景の物語なので、日本人としてはいささかつらい設定です。
ダーウィン空襲は1942年2月19日。オーストラリア史上初の外敵による本土攻撃であり、同年、豪各都市が日本軍による攻撃を受けています。今でもあちらでは(捕虜虐待の問題等もあって)、日本や日本人を快く思わない人たちもかなり存在するようです。
更に、この映画には直接関係ないことですが、"Answered by Fire" 関連でたびたび話題にしている東ティモールは、地理的にダーウィンとは目と鼻の先の近距離でもあり、多数の難民が移住して来ているし、また豪兵士の発着の拠点となっているのも、このダーウィンだったんですね。
それはさておき、この映画自体は「ロマンティック・アクション・アドベンチャー」とも、『風と共に去りぬ』みたいな大河ロマンとも言われています。
主演がラッセルだったら、往年のクラーク・ゲイブル映画みたいな感じになったのかな。ヒューだと、またちょっと違った感じになるでしょう。
何にしても、最初から堂々の「大作」としての企画に、オーストラリアが待ち望んだドリームコンビであり、監督も共に対外的なネームバリューやセールスポイントも高く、来年の話題作となりそうです。
でも『パールハーバー』の二の舞は願い下げ。まあここは監督を信頼するしかないか…
製作はヒューとも縁の深い20世紀FOX。今年10月から製作準備にはいり、撮影は年明けてからになる予定。
Yahoo! 情報によると、ヒース・レジャーの名前も依然残ってはいるものの「第三の主役」の可能性大だとか。
ところで、これも含めて豪での仕事が増えて来た(また、増やしたい意向の)ヒュー様、もしかして今年のAFIの司会はしてくれないかなあ…
これまた半年近くも先の話ですが、今年は彼の「当たり年」ですしね。
何にしても、やっぱりいろいろ目が離せません。
まあヒューのカウボーイ役映画で一度見てみたかったんですよ~いっそオーストラリアスター総出演とかしませんかね。
IMDbにも出てなかったし、ご本人は「Oz公演の後、特に予定はないよ」なんてとぼけていたし。
バズ・ラーマンだしオーストラリアが舞台だし、出演者は豪俳優中心なんじゃないでしょうか。
初めはヒュー、次にヒース・レジャーの名前が上がっていたもう一つの役は、ガイ・ピアースなんていいかも…と思ってます。
ところで、ラッセルが監督と喧嘩→撮影中止になった映画というのは、これもニコールやヒューゴ・ウィービング、ジェフリー・ラッシュ等が出るはずだった『ユーカリプタス』ではないかと…
今回のこれは、製作会社とラッセルがもめたと噂になってますね。
バズ・ラーマンは「ラッセルとはまた別の機会に仕事したいね」と言っています。
ところで、この間えらそうにヒューの娘さんの名前はアヴァだなどと書きましたが、・・・Tonight Showのヴィデオをちゃんと見たらエィヴァと言ってました・・訂正させていただきます。顔に目がくらんできちんと聞いてなかったのかも。Aは「あ」だったり「エィ」だったりどっちでもOKなようなんですけど・・・ ところで、最近youtube.com でHugh Jackman で検索するとヴィデオが増えてました。
やっぱり「エィヴァ」ちゃんなんですか>Avaちゃん
オージー発音だと「アイヴァ」にもなりそうで、短い名前なのにいろいろ難儀ですね。
それにしてもラッセル…俳優さんとしてはすぐれた人だと思いますが、だんだんアメリカでもオーストラリアでも難しい立場になりそうで心配ですよ。
自業自得なんて言うにも、ちょっと可哀想な気もするし…