オーストラリアの首都キャンベラにて、19日20日の二日間、ケヴィン・ラッド首相の提唱により、オーストラリアで主要課題とされる10項目の将来について、各分野を代表する出席者が話し合う「サミット2020」が開催中。
あらかじめ選出された1000名が、100名ずつ10グループに分かれて意見を出し合うということですが、「Creative Australia(創造芸術)」セッションの議長を務めるのがケイト・ブランシェット。そしてヒュー・ジャックマンもこれに参加しています。
上の画像は左からラッド首相、ケイト、ヒュー。
ニュースや情報は豪メディア中心に山ほど上がっていますが、まず日本語で読める情報を JAMS オーストラリア生活情報WEB より。
オーストラリア2020サミット開幕(元情報はAAP)
豪ニュースサイト情報は、代表して下記を。
The Age.com
Yahoo! News(ロイター)
日本語記事は日豪プレスより会議の概要を。
2020年サミット開幕
2020サミット出席者発表
ほんの少し前に三人目のお子さんを出産したことが報じられたばかりのケイトさんは、その赤ちゃん(イグナティウス・マーティンくん)を連れての出席だったそうです。
そのことと、それに関するヒューのコメントは下記に。
女優ケイト・ブランシェット、生後6日の赤ちゃん同伴で「2002サミット」に出席
ラッド首相の労働党政権にとって或る意味広告塔のような人でもありますが、義理堅いと言うか、さすが傑女と言うか。
ヒューの発言は Yahoo!7 にもありました。
Jackman in 'come home" call to ex-pat stars
豪俳優も海の向こう(ハリウッド)だけでなく、オーストラリアでの企画にもっと関わるべきだ、と述べたようですが、彼がシドニーで Seed プロダクションを立ち上げたのには、豪の映画産業振興の狙いもあったんですよね。
教育システム云々というのは、映画演劇、舞台芸術部門のことでしょうか。NIDA(国立演劇学校)はじめ、その方面の有名校も、そこから世界に出て行ったスターや俳優たちも多いけれど、ハリウッドでは結局「即戦力」として便利に使われている感があることも否めないし、経済的にも内容的にも目覚ましいプロジェクトや作品が国内にあれば……というのは、彼らに共通する思いかも知れません。
ケイト同様、労働党シンパとして知られるデイヴィッド・ウェナムなども、現在アメリカで撮影中の『Public Enemies』がなかったら、この会議に出席していたかも知れませんね。
画像は下記でどうぞ。もちろんヒューやケイトさんの姿も見られますよ。
Getty Images
AAP Image
それにしても、公的な場でのヒュー&ケイトのツーショットも、1999年のシドニーFoxスタジオのオープニング以来9年ぶりになるんでしょうか。あの時もヒューは「ウルヴァリン」でした。と言うか、『Xメン』撮影中でハリウッドデビュー目前という時期。当時オーストラリアではミュージカルスター兼司会者として知られていた彼は、オープニングイベントのホスト役を務めていました。その時の画像はこれ。ケイトさんは『エリザベス』の後、国外にも活躍の場を拡げつつあった頃です。『指輪』撮影はもう始まっていたのかな?
ともあれ、そんな感じで縁あるお二人です。