マウス・タウン ロディとリタの大冒険 スペシャル・エディション角川エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
ドリームワークス&アードマンのコラボによるCGアニメ『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』DVDが昨日アマゾンより届きました。
自分がこれを購入した動機は、主役のネズミ、ロディの声を担当しているのがヒュー・ジャックマンだからです。
昨年10月の東京国際映画祭で「半分だけ」観た時の顛末はこちらで。(メインは『ファウンテン』感想)
ジャケットはリバーシブル仕様。「今だけ1990円」の紙を裏返すと通常版になります。ディスクはピクチャーディスク1枚。
ストーリー:ロンドンはケンジントンの高級住宅街で暮らすペットネズミのロディ。ご主人一家の旅行中、自由を満喫していた彼の前に、下水に住むネズミのシドが現れる。好き放題振る舞うシドを追い出すため、トイレに流そうとしたロディは逆に流され、下水道に落ちてしまう。どうにかそこから抜け出した彼の前に広がるのは、ネズミたちが暮らす地下のロンドンとも言うべき「マウス・タウン」だった。
地上に戻るため、オンボロ船の持ち主リタの手を借りようとするロディだが、彼女をつけ狙う悪の親玉ザ・ヒキガエル(トード)らが二人(二匹?)の前に立ちはだかり──
という訳で、話の構成はオーソドックスな冒険ものです。「セレブ」を気取ってはいても所詮はペットネズミ、ひとりで放り出されたら何も出来ないロディと、漢前なリタとの珍道中も、バディ・ムービーとして良く出来ていて楽しかったし、これなら普通に劇場公開しても良かったんじゃないか、と思います。
ただ、オールCGではアードマンの良さは殆ど生かされず、結局キャラクターデザインがほしかっただけか?という気がしてなりません。
ワールドカップ・サッカーの扱いや階級差など、英国社会を戯画化したような描写が英国ならではのものか、「アメリカから見たイギリス」なのかもちょっと気になるところ。
ロディはタキシードは着る、007の真似はする、歌も二曲(内一曲はトム・ジョーンズの歌)ほど歌う等、(『ハッピーフィート』同様)ヒュー・ジャックマン自身をパロディ化したような感じですが、タフでもカッコいい訳でもなく(最後にはキメてくれるけど)、実写でこういうヘタレっぽい役どころのヒューも観てみたいと思いました。
ヒキガエルでありながらネズミ裏社会を牛耳るトードの声はサー・イアン・マッケラン。ノリノリの怪演です。
トードのマヌケな手下コンビ(ネズミ)、スパイク&ホワイティがアンディ・サーキスとビル・ナイというのも嬉しいですね。
その他のキャラクターも含めて、声のキャストは以下の通り。日本語吹替版はまだ視聴していません。
ロディ:ヒュー・ジャックマン(吹替/松本保典)
リタ:ケイト・ウィンスレット(甲斐田裕子)
ザ・ヒキガエル:イアン・マッケラン(有川博)
シド:シェーン・リッチー
スパイク:アンディ・サーキス
ホワイティ:ビル・ナイ
ル・カエール:ジャン・レノ(辻親八)
この人たちが実写で演じても問題ないのでは?と思ってしまうのが、いいことなのかどうかいささか疑問でもありますが、映像特典ではアテレコ風景も見られて楽しかったです。
特典の内容は下記に。
<映像特典>
★音声解説
★「マウス・タウン」の音楽
★キャスト・インタビュー
★ナメクジミュージカル
★「マウス・タウン」メロディーズ
<DVD-ROMコンテンツ>
★ナメクジを作ろう
★地下の迷路(ゲーム)ほか
★ナメクジと遊ぼう
★ナメクジ五種競技
★ナメクジ・チューンズ
「ナメクジ」関係では、キャラクター化されたものだけでなく、本物のナメクジ映像も出て来たりするので(ひぃ~!)ご注意を。
さて、同じ日に届いたのが、ジェラルド・バトラー主演『ベオウルフ』DVD。まだ観ていませんが、こちらもいずれ感想を上げたいと思います。
トード様のところって、映画版ガンダルフの子分が、映画版ゴラムとラジオドラマ版サムだったってことよね。
だから何?と言われりゃそれまでだけど、指輪ファン心をもそそる顔ぶれが嬉しかったってことです。