BS日テレ
毎週(月)~(金) 14時30分~15時30分
「オスマン帝国外伝~愛と欲望のハレム~」
1521年8月29日
ベオグラード城塞
皇帝スレイマン:
恐れるな
降伏した者に危害は加えぬ
ベオグラードは帝国領として
余が統治する
余の法の恩恵を受けよ
忠誠を誓えば臣民として扱い
豊かな生活を保証しよう
大宰相 1年間は
当地の徴税を控えよ
200万銀貨(アクチェ)を投じて
街を修復せよ
直ちにモスクと学校を建て――
街と周辺の土地も調べよ
降伏した者は都に連れていけ
バリ・ベイは――
ヌメデレボとベオグラードの
県軍政官となり
当領地を管轄する
そのように記録し周知せよ
ヒュッレム:
私はここで皇子を産む
皇帝妃マヒデブラン:
皇子が生まれるの?
ヒュッレム:
ええ
男の子よ
その次も男の子
その次も
またその次も男の子よ
皇帝妃マヒデブラン:
お産で死ぬがいい
皇帝スレイマン:
始めよう
書記官ジュラ―ルザーデ:
先帝以来 陛下と記す
最初の“征服の書”
今後 増えていきましょう
皇帝スレイマン:
記せ
“この布告を心得よ
イスラム教徒の宗教的義務
聖戦を行うため
余はハンガリーへ進軍
4里の道を踏破し
異教徒の地に入った
敵の強固な城塞は――
川の要害に守られている
尖塔は 天空の
北極星までそびえ
人間の造営とは思えぬほど
余は神のご加護を得て
城塞を包囲した
水中のワニほど勇猛な
歩兵常備軍(イエニチェリ)は城壁に取りつき
異教徒を倒した
イスラムのばら園の微風が
余の心を満たした
預言者と帝国の法による
支配が適用された
御前会議では軍政官
宰相らの意見も一致し
厳しい季節の前に
帝国の常勝軍に帰還を命じた”
書記官ジュラ―ルザーデ:
“本書は1521年9月
ベオグラードの陣中にて記述”
皇帝スレイマン:
よかろう 下がれ
ハンガリー王国
ブダ王宮
枢機卿ポール:
私は耳の遠い年寄りですが
まだ目は見えます
戦は完全な敗北
要塞ベオグラードの陥落は――
民も教会も認めております
これを戦勝と?
ハンガリー王ラヨシュ2世:
ポール枢機卿
余が虚言を吐いていると?
枢機卿ポール:
教会は虚言を禁じています
虚言こそ大罪です
11/28 ウッドデッキからムクドリ
10時39分
1616のエンジェルナンバーは「スピリチュアルな面に意識を向けて」