白金の千年茶館

しばらく前にずっと気になっていた中国茶店の「千年茶館」まで散歩に行った。
白金台のプラチナどおり裏の閑静な住宅街にある。

入り口の細い通路の敷石を通って門をくぐると小さな池（でも濃い緑色だった）に架かった橋を
渡って建物に入る。　内装は香港の宗城を思わせるシックな内装で素敵だけど、
まだ新しいはずなのに、寂れた感じがするのは何故だろう？　
庭の手入れが行き届いていないせいかな？

白亳系の東方美人と千年美人というお茶に、梅三昧とシフォンケーキをそれぞれ注文。
お茶は中国の作法で香りを楽しみながら、小さな急須に何度も湯を注ぎいれて飲む。
静かにゆっくり時間が流れる。　　

千年茶館のサイト

土曜日の午後だというのに、一組の女性客しかいなかったのはちょっと意外だったけど、
サイトを見ると以前は平日もやっていたのに、今は喫茶は土日だけの営業になったとのこと。
白金の裏道ということで、人が入りにくいのだろう。

これが表参道の裏道だったら、あの雰囲気と演出でもっと繁盛してるだろうな。


ところで香港で有名な陸羽茶室(Luk Yu Tea House) の支店が銀座にできたらしい。
オリジナルの（おそらく高級な）中国茶を売ってるみたいだけど、
残念ながら飲茶は出来ない。

陸羽茶荘

香港にいたころや、帰国後も毎年というくらい通っていた時にはよく通っていた。
飲茶に「一人50HKD使ったと香港人に言ったら、「どこで食べたんだ？高すぎる」
とおどろいていた。　香港にしてはその当時は高かったけど、
雰囲気が他の金ピカor真っ赤っかな内装と違っていい。
でも店の人はぜんぜん愛想はないし、テーブルセッティングはガチャガチャとがさつ
にやるんで食器が欠けてたりするけどね。

観光客に人気があるけど2002年に18番テーブルで殺人事件が起こったらしい。
香港人らしく何事もなかったように、観光客にはそのテーブルに案内するとの話もあるので、
気をつけよう。　まあ、話のネタにわざわざ座ってみるってのも悪趣味でいいかもしれない。