ガブリエル[ FL ] 四季咲き 中輪
Gabriel
花色/白~青紫色 ホワイト、センターにパープル
花径/7-10cm 芳香/強香
樹形/シュラブ 木立性 樹高/0.8m
花形/ロゼット咲き 花弁数/ -
作出/河本純子(日本) 2008年
交配親/ -
特徴/ 純白のセンターに淡いパープルが入るロゼット咲き。
透き通るように美しい花には、誰もが一目で魅了される。
細枝のわりに真っ直ぐ上を向いて咲き、みかけによらず花持ちもよい。
とても花つきがいい(良すぎる)が、咲かせすぎると株が弱りやすい。
上品でエレガントな香りを強く放ち、コンパクトな樹形。
エデンの園の統治者である大天使ガブリエルの名がつけられた清楚な青バラ。
鉢植向き。
耐病性★★★★☆ 耐風性★★★☆☆ 耐暑性★★★★★
強香性★★★★★ 美しさ★★★★★
花持ち★★★★☆ オススメ度★★★★★
購入先/ バラの家
2008年に市場に出てからあっという間に大人気となった青バラ系の一つ。
その要因は、青バラ特有の難しさがあまりなく、
花つきの良さや育てやすさが評判となったため。
そして、何より他品種に見られない凛とした美しさや、流行りの
ヒラヒラした花形、 とその上品な香りにあるといえます。
私の一番のお気に入り 2番をぐんと引き離してます。
2010年 秋
ウドンコには強いようで、春も秋も出ませんでした。
ただ、春にたくさん咲かせた後、3本枝枯れを起こしてしまいました。
株の割に花をたくさんつけるため、開花のために体力消費して、
弱りやすいバラなのだそうです。 夏に養生させていたら、
猛暑には案外強く葉も落とさず、復活しましたよ。
6月初旬の状態
↓↓↓
9月の秋剪定直後の状態
秋は咲いたらすぐ切る、
咲かせすぎないよう房は1つにピンチする、
などして少しコントロールしました。
9月23日、29日
10月2日
甘すぎないバラの香りにラベンダーとレモンを足したような香り
その他の写真はコチラ ⇒ ガブリエルで遊ぶ
10月中旬も次々と。 一枚一枚の花びらのピコットがイイ
←クリック拡大
珍しくシベを見せました。 秋ですね。
どんな細枝にも、蕾を付ける(つけすぎる)品種なので、
10月下旬にも小さなつぼみがついてます。
今年は2番までは咲かせて、あとは休眠してもらいましょう。
2010年 春
最初はより青色が強く思える同ヘブンシリーズのルシファーを狙ってました。
しばらくして評判をうかがってるとルシファーは多少気難しさがあるようで、
ガブリエルに人気を持って行かれた形です。
私もこのバラの画像を見るたびにその妖艶な魅力に引き込まれてしまい、
とうとう入手するに至りました。 実際ラベル写真より実物の方が美しい。
かなりオススメのバラですよ。
6号鉢 立派な大苗 1月です。
根元がしっかりしていていい苗です。
バラの家さんの苗は一度もハズレなしの良質なものばかり。
3月25日 5本の枝に7つほど蕾を付けてくれました
一番大きな蕾 でもここからが長かった
新葉 はこんな繊細で薄めです。
4月3日 今年は3~4月の異常な寒さで成長ストップ
葉のふちが波打って、ちょこっとウドンコが出ましたが、
予防スプレーしていたので、大して広がりませんでした。
4月10日 ようやくガクが動き始めたと思ったけど、まだまだ寒い
3月とあまり変化がない。
4月14日 う~ん…ガブちゃんも困ってるみたい
大天使は上がったり下がったり…
しかも、強風で蕾つきの枝が1本折れてしまいました。
4月22日 ようやくここまで…というところで、
私は欧州旅行 で9日間も留守にしました。
そのせいなのか何なのか、1つ目の花が虫にやられ変形したので、
5月2日 2つ目のつぼみです
5月4日 GWの晴天続きで、ようやくまともな変化がみられます
全体はこんなかんじ
5月5日 ようやく天使さまのご降臨 直径約9cm
ヒラヒラした花びらと見た目そのままの上品な香り
その妖艶さにしばしウットリです
『先日、わたくし、ご同士である聖ミカエル様に
お会いしてきましたわ。モン・サン・ミッシェルの天辺で
勇ましく輝いておられました。』とひそかにご報告
5月5日 嬉しくて独り大撮影会
5月6日 しつこくてすみませんが、 まだ続きます。
3輪一緒に咲きました。
切って部屋に飾りました
5月8日 花持ちも中々よく、
5月10日 5日間ほどキレイに咲いてました。
花びらがしっかりしていて、切り花にしてからも花形が乱れません。
紫は退色して白くなるかと想像してたけど、
最後まで残ってたのが嬉しい誤算でした。
あらゆる意味で、ここ数年で最高の出来のバラの一つだと思います。
超オススメ品種です。
※ガブリエル (HS白)大苗 6号鉢
ところで、このバラは、大天使ガブリエルの名がつけられてます。
宗教画として多数存在する、マリアさまに“受胎告知”している天使は
このガブリエル。
ダ・ヴィンチ作 ウフッツィ美術館所蔵
ラファエロ作
イタリアではどの有名美術館・教会にもあるこの受胎告知(Annunciazione)、
見るたびに友人が“これはアヌンチャッツィオーネだ”というもんだから、
なぜかこんな
イタリアで飽きるほど見てるので、(10や20どころではない)
天使の中で一番馴染みがあります。
Jose Camaron Bononat作 スペイン
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