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ヴァチカン美術館はとにかくすごい! 世界有数の美術館。
中にシスティーナ礼拝堂をはじめ10個くらいの美術館が集まってるのだから
広すぎて疲れるほど、とにかくでかい
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普通の絵画なら日本に来る可能性もあるけれど、
フレスコ画だけは壁直描きだからそうはいかない。
とにかく圧倒、圧巻! 上向いて口がポカーンと空くので注意しよう(笑)
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ではまずラファエッロ。
ルネッサンス期の芸術家の中でも、彼の色調には優しさがある。
上の『アテネの学堂』はストーリー性があって特に興味深い。
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中央左はプラトン(ダヴィンチ)と右はアリストテレス。階段下はエピキュロス、
ピタゴラス、ひじ打ちしているヘラクレイトス(ミケランジェロ)、
ユークリッド(ブラマンテ)など。
( )内はルネッサンス期の芸術家の肖像画を組み合わせている。
詳しくは→ Wikipedia なぜかドイツ語しかない。
万能の天才、ダ・ヴィンチがプラトンってのは、いかにもって感じで、
ミケランジェロは偏屈で、フィレンツェではダヴィンチにケンカを売っていた、
なんて話を知っていて絵の位置関係をみると、さらに興味が増す。
ラファエッロの間の中でも、第3、4室は特に見ごたえがある。
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『聖体の論議』
私が最初にイタリアに行ったのは仕事でもう十●年前になる。
そのときにも行ったけど、ス~っと通り過ぎた。そんな感じ。
なんか宗教がばっかだな、という感想しか持たない、とても貧困な知識と
興味しかなかった。
だから今回は初めて観たような感覚だった。
興味があるなしではこれ程物事は違ってみえるのね。
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その他の写真は
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何がすごいって、フラッシュなしなら写真撮り放題という寛大さ
ところで、遠い昔の初回鑑賞では並んだ記憶がないが、今回入場するまで
40分くらい並んだ。 長蛇の列はおそらく500mくらいあったと思う。
ただこれだけ大きな美術館なのでゆっくりだけど前に進むから、
それほど苦にはならなかったよ。