さて、帰りのミラノからのフライトは叔母達と別れて、一人で成田行きに乗った。
席は真ん中3列席の通路側で、ちょうどバルクヘッド(トイレの壁)の広いとこ。
しかも隣に座った男性が、他の空いた席に移ってくれたのはラッキーだった。
いつも持ち込む靴下とスリッパに履き替えて、SONYのノイズキャンセリング
ヘッドフォンを用意。 あまりノイズは無くならないけど、
映画や音楽の音が鮮明に聞こえるので不快なノイズが気にならなくなる。
値段の割には良い買い物だったと思う。 こうなるとBOSEの性能が気になるな。
鼻が乾燥して痛いので、食後にマスクをして映画を観ていたら、
知らないおばさんが声をかけてきたんで、マスクとヘッドフォンを取る。
「そこの席空いてますか?」
『元々あそこの男性が座ってたんですが、わかりません』 (うそ~いやだなぁ←心の声)
「でも両方なんてことはないですよね」
『さあ』 (そんなこと私に言われてもさ… なんで3席の真ん中に座りたいんだろ?)
『なにかご自分の席に問題あるんですか?』
「トイレ行くのに前が狭いから隣の人に悪くって」
(私たちには悪くないのか? 後ろで3席に寝転んで寝てる人いたよぉ)
『…』 (ここでどうぞというべきかどうか…うーん)
隣を見たら黒人男性が肘掛にもたれて、真ん中席に半分身を乗り出していた。
来ないでくれ、ダメ とばかりに、ボディランゲージしてる
私だけじゃなくて、その黒人男性にも了解をもらうほうがいいと思うんだよね。
席が空いたとたん、もってたワインを席に置いてたしさ。
さて、そのおばさんどうするんだろうと思ってたら、結局来なかった。
正直なところホッっとした。
こういうとき、日本人だからと色々リクエストされた昔を思い出す。
いまでも内弁慶なのに海外脱出好きな日本人に辟易することは度々ある。
このアリタリアフライトには日本人クルーが二人のっていて、
エコノミーにいたのは一人だけだった。
“私は忙しい”オーラ を出しまくって、話しかける隙など無い。コワイ。
そのオーラを色でいうと、赤茶とブルーグレーって感じ。
(注意:本当にその色が見えるわけではないよ)
言葉こそ丁寧だけど、ニコリともせず早口すぎるとまったく敬語には聞こえず、
命令されてるように感じる。
きっと日本人に色々言われて鉄壁を作ってるんだろうな。
すごく理解できるし、無理難題いう日本人にウンザリなんだと思う。
私もずっと続けてたらあんな風になってたかも、と想像すると…
今日だけ、ご機嫌斜めだったことを祈ります。
外資フライトでは日本人CAには極力お願いなどしないようにしている。
だって彼女達ほんとうに忙しいんだよ。みんなも協力してあげてね。
結局おばちゃんこなくて良かったね。折角ゆったり座ってるんだから、座られちゃうとちょっと悲しい?もんね。
>彼女達ほんとに忙しいんだよ。みなも協力して
うーん解るなぁ。大量の日本人を一人や二人で
相手すんだもん。私は外人さんと仲良くしてるよ
ヒマそうだし、最後には色々もって来てくれるし