
京都の花見小路通りのこの写真は昔からのお茶屋さん(舞妓や芸子さんが
いるところ)やその建物を利用した料理屋さんで、犬矢来や駒寄せ、
虫籠窓(ここを参照)などが特徴の京町屋がずらーと並んでいて、大好きな景観です。

なぜか昔の町並と民家に惹かれるんですよねぇ。

迦陵はこの通り沿い、建仁寺のすぐそばにあります。
靴を脱いで、2階のテーブルに案内されました。
昔の建物を利用しているけれど改築してるようで、
古さを感じせるものはないけど、立体的で面白い作りになってました。
2階の席からは硝子と柱越しに1階の厨房が覗けます。


先付: 小蕪と雲子の柚子味噌掛け
八寸: 網笠柚子、菊蕪、助子旨煮、公魚南蛮、
長芋短冊かに味噌和え

向付: お刺身3種
蒸し物: 海老芋と堀川牛蒡

焼肴: 寒鰤鍬焼
油物: 百合根と蟹身の東寺揚げ 又は 酒粕スープ
強肴: 和牛ステーキ (肉がダメと伝えたら代わりに焼きフグでした)
御飯: 釜飯(イクラと鮭 5種類くらいから選べる)
デザート:ブルーベリームースとアイスクリーム入りクレープ
飲み物: コーヒー or オレンジジュース or ウーロン茶
丁寧にお料理しているのがわかる、薄味の上品なお味で美味しかったです。
以上で5000円のコースだから、場所を考えるとかなりコストパフォーマンス
が高いです。 盛付けも器も美しいものばかりで、思わずどこのだろう?
といって裏側を見たりして。
お料理が出るタイミングがよく、サービスも丁寧だったし、
帰りには正座でお辞儀&表玄関でもお見送り。

大して払ってないのにすみません

昨年正月に行った和久傳とはえらい違いかも。
ここに似たコースを出す目黒の和食屋さんがあるんだけど、
雰囲気やサービスを含めるとやっぱりこちらが上です。
また行ってもいいかな。
でも次こそは『ささ木』にいきたいな。 何年言い続けてるんだか。。。

これまた京都伝統の手工芸品並みの細工です。
日本人がおいしいと美しいを1000年追求したら
こうなったんですねえ!
おまけに もてなす心がけも 第一級ですごい。
恐ろしいほどのこだわりです。
日本人というより京都人の美意識なのですよねえ・・・!
それにしても京都は何度行っても行き尽くすことがない奥深さです。
京都へは時々行くので、迦陵さんには是非!!行ってみたいです。
ホント?嬉しいコメントありがとう!
値段が値段だけに、たとえば桜田さんや菊乃井のような高級食材は使ってないけど、工夫があって美味しかったので行ってみてね。