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回想:死別者との出会い②死別10年後の再婚

2021-10-29 06:00:00 | 日記
(今から4年4ヶ月前)


釧路を旅していた帰りの
パーキングで

ワンコを休憩させていた。

そこに私と同じ地域のナンバープレートの
車が隣に停まった。

私は関東にいた時のナンバーのまま。


ワンコをパーキングで散歩させていると、
さっきの同じ地域ナンバープレートの
男性の運転手が話しかけてきた。

男性「どちらから?」
私「前は○○市に住んでいましたけど、今は札幌に住んでいます。」

その男性と助手席の女性は、
たかちゃんとずっと住んでいた町の隣町に
住んでいた。

女性「私たち新婚旅行で来ています。

それから、話し好きのご夫婦は話し始めた。
女性は65才で、
10年前に夫を亡くされ、
家に引きこもり、しなびれていた、と
そのだんなさんが言う。

それで、食事を作ったり、外に連れ出して
助けてあげたと
自信あふれて話された。

そのだんなさんは、結婚4度目。
その奥さんは、
そのだんなさんの一番目の奥さんと同級生とのこと

そのだんなさんは
「俺が、朝ごはんに洗濯に、それで昼ごはんまで
作るんですよ。
この人、ずっと寝てるんですけどね、、」

私「そうなんですか、、、奥さん、いいですね。」

北海道の知人に
奥さんを紹介ついでの新婚旅行だそうで。

私は奥さんに
幸せですか?」と聞くと

幸せですよ。


野暮なことを聞いてしまったと思った。
そこの空気だけが華やかな感じがした。

私も夫を亡くしたことを話し、
私「もう、他人と一緒に住むなんて考えられないし、できないな。」

と話すと
男性「そういう人は再婚は無理だね。」

と、
結婚4度目の人のお言葉でした。


こんな人生もあるのだな、、
人生いろいろだし、人それぞれ。
一度きりの人生だから
好きに生きていいと思う。

今のところ、
私は自由気ままに空の下を
ふらついていれば
満足かな、、、

このご夫婦を見て、
不思議と
羨ましいという感情はなく

たかちゃんが居れば
それは最高だけど
それは無理なことで

自分が好きなことをしていれば
マイナス感情はないのかもしれない。


私は感情起伏があるけれど、
この時、何も思わなかったのは確か。

それにしても
たかちゃんが病気もなく元気な時は、
配偶者と死別した人に会ったのは
息子の高校の部活で一緒だった同級生の親御さん
だけだったのに

たかちゃんを亡くしてから
配偶者死別者に出会うのは
自分からの歩み寄りでないケースで
二桁を越えている。



あなただけではないのよ
そう教えられているのか、、


旅は
どうせ知らない人だからと
みんなリラックスして本音を話していく。
知らない人だからこそ
言える話で、、

私の場合は
話しだけでなく
心も解放され
自然に癒された。

マイナス10度位になって
雪が降ると、
手のひらに落ちた雪の結晶をはじめて見た。
この年になって
一番の感動だったかもしれないし、
見たことのない景色にも
思わず声をあげてしまう。

たかちゃんと一緒でないのは
残念だけど、
そんな大きな幸せでなく、
自分のなかの決められた範囲の中の
幸せを
幸せと感じて
いけたら、
いいのかな。

目下、
目標は感情起伏なく、淡々と生活できること。
よく眠れること。

長々の話しになってしまうが、
娘が北海道に行く前に
「お母さん、
私は新しいパパができてもぜんぜん平気だよ。
なんて言っていた。

でも、
私がKちゃん(職場の女性の友人)と食事をしていた時、
娘から電話があり、
テレビ電話で
その人を紹介してと
確認していたっけ。
笑ってしまった、、、





北海道のKちゃんに教えてもらいました。
鹿が飛び出してきたら、1頭ではなく、必ず
群れているので気をつけること。
鹿が飛び出してきて、ハンドルをきって
亡くなった人もいる。
難しいなー、、

上の写真は
釧路湿原を走るノロッコ電車
今度はそれに乗ってみたい