あちらはいかがですか、たかちゃん?

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

アメリカのテロで夫を亡くした人

2021-09-13 05:17:11 | 日記
昨日のテレビで、アメリカでのテロで20年前の9月11日に夫を亡くした人が、追悼でアメリカに行き、家族が紹介されていた。

当時、その方は36歳。
夫がいたビルがテロで飛行機が突入して崩れた。夫の親指だけが見つかったとのこと。
幼い二人な子どもとお腹に子どもがいた。
そのお子さんたちが20年という歳月が過ぎ、母は強いと話されていた。
その女性は56才となり、私たちは幸せにならなければならないと一人で3人の子どもを育てた。
子どもと共に幸せだったと語っていた。
そして、これからも幸せでなければならないと。夫と子どもたちの成長や喜びを共有したかったと。

私も、夫と共に子どもたちの成長や結婚、孫を、そんな生活を共有したかった。
そんなことを涙とともに思ったけれど、叶わない夢でしかない、これからもずっと、、

9月11日に夫は亡くなった。
911は夫が好きだった車のナンバー。
仕事の車のナンバーもその数字になっている。未だに息子はその車で仕事をしている。
夫が亡くなったのは11日、結婚した日も11日。
アメリカのテロの日が9月11日、このテロのニュースの度に、私もまた夫の命日を偲ぶのだろう。


2021/09/12 たかちゃんの好きな花

2021-09-12 17:30:50 | 日記
7年前の9月の初めに、たかちゃんの好きなひまわりが咲きました。
すっかり涼しくなってしまったので、ひまわりも元気がなく、、でも、たかちゃんに見せることができました。

あれから7年、1年半は仕事に、その後の3年近くは北海道に住み、また戻って、たかちゃんの墓の近くに住んでいます。

たかちゃんが神も仏もないと言って以来、私もそう思うのですが、二人で建てた墓には行きたくなります。



たかちゃんの最期 1

2021-09-12 06:36:47 | 日記
昨日はたかちゃんの7回目の命日でした。
早いのか遅いのか、時間の感覚がわかりません。
たかちゃんは55才になるとすぐに、肥厚性硬膜炎という脊髄の難病となり歩くことが出来なくなり、その9か月後に中咽頭癌という扁桃腺のところの癌が見つかり、検査すると全身に癌が転移している全身癌で余命宣告されました。

最期の年の夏も暑く、たかちゃんが亡くなった9月は今年と似ている。
雨が降り急に気温が下がった、そんな日に亡くなりました。
亡くなる日の1週間前まで、車イスで一人でトイレに行っていたのに、ベッドから車イスへの移動が出来なくなりました。
訪問看護の方にそれを伝えると、すぐに在宅医療の医師が来てくれて、留置尿パックがつけられ、ベッドに寝たきりになった。
その1ヶ月前から食欲も落ちて、すでに食事とトイレと友人との電話以外は寝てばかりとなりました。すでに肝臓に癌が転移して、身体の毒素を解毒する肝臓の働きが落ちてそのせいで寝てばかりとなるようです。
尿バックがつけられると看護師から、これからの過ごし方についてという小冊が渡され、死が近いことを説明されました。


私は、たかちゃんがこんなことで死ぬはずはないと、看護師さんにこんなことで死なないですよと話したのを覚えています。
余命宣告をうけて、こうなることもわかっていても現実を受け入れることができなかったのだと思います。

自宅で看とるというのは過酷で、すべて一人で考えていかなくてはなりません。
ケアマネージャーが手助けしてくれるスタッフを用意してくれますが、家族がすべて判断しないとまわりません。
私の身体はそんなに疲れていなかったけど、心はボロボロで、そんな状況をよくこなしたものだと今頃思います。

死ぬまでに、たかちゃんが会いたい人を聞いて自宅まで来てもらいました。
たかちゃんが、尊敬していた先輩が来てくれて、こんなになっちゃったよと言ったときには、たかちゃんもきっと、余命宣告を受けていても死ぬなんて遠いものだと思っていたことがわかりました。
でも、その2日後にたかちゃんは逝ってしまいました。
その間には、友達や親戚が入れ替わり訪ねて来ました。たかちゃんが寝ている側でみんなでごはんを食べたり、お茶を飲んだりテレビを見たり、病院とは違った普通の日常の側に、たかちゃんがいました。

たかちゃんが、ひまわりが好きなんだと言っていたから、7月の末にまいた種がやっと咲いた3日後に、たかちゃんは逝きました。

逃避の旅 青木ヶ原樹海

2021-09-10 19:11:40 | 日記
2日前、家にいて違和感を感じてしまい、思い出の河口湖まで車を走らせてしまった。
緊急事態宣言下のところに住んでいるにも関わらず、、
だから人けを避けて青木ヶ原樹海の散策道をワンコ🐶と歩いてきました。


富岳風穴の駐車場に車を置いて、あらら還暦の私と老犬とが樹海に入ろうと準備をしていたら、富士樹海のパトロール隊お二人(私より高齢者でボランティアっぽい方)から、どちらへと聞かれました。
20分ほどで回れる散策道があると聞いたのでと答えると、お気をつけてと。
入口にはカメラも設置されていました。
青木ヶ原樹海と言えば、自殺の名所で有名であり、一人というのが怪しく思われるのか、、、
おばば一人とワンコで自殺?

このワンコは、夫が元気なときに家にやってきて、二人と一匹で旅をしようという未来のもと、、
今は一人と一匹。もうすぐ10才になり人間にすると、私と同じあらら還暦。
私もワンコも山が好きで、どんぐりなどの広葉樹林の道を歩くのが、大好き。





でも、夫婦二人と犬ならどこにでもある風景だけど、おばば一人と犬はダメなのですかね、、、
今は独り暮らしはとっても多いのにね。

難病、中咽頭癌の死1

2021-09-10 09:36:08 | 日記

たかちゃんとの出会いは、私が19才の時。

私が22才、たかちゃんが27才で親の反対を押しきり結婚しました。

たかちゃんが55才の時、肥厚性硬膜炎という脊髄の硬膜が厚くなり身体が麻痺する難病になり、2ヶ月入院し治療するが歩くことができなくなりました。その後、6ヶ月リハビリ病院でリハビリをして自宅療養していましが、体調が悪化して、病院で検査すると中咽頭癌の末期で余命宣告。

たかちゃんは治療すべてを拒否して自宅で死にたいと56才であちらに。

亡くなって5、6年、いろいろなことがありましたが、最近やっと落ち着いた生活ができるようになりました。それでも時々は寂しさで落ち込みます。

そんな時は、車でワンコを連れて現実逃避旅行が唯一の立て直しになるようです。

そんな旅を交えてブログを綴っていこうと思います。