2013年4月28日(日)は、東京は紀尾井小ホールにて、女流義太夫の演奏会に行ってきました。

「女流義太夫」という名の通り、女性の太夫と三味線弾きによる義太夫の公演です。
「はなやぐらの会」は女流義太夫三味線の鶴澤寛也先生が、毎年4月に主催される演奏会で、今年で10回目になります。
今年もチケットは完売で、当日券もあっという間に売り切れてしまいました。

(ロビーにならぶきれいなお花。帰りには観客にお土産としてくださいました)
演目は、今年が生誕360年にあたる近松門左衛門『嫗山姥(こもちやまんば)』廓噺の段。
太夫は竹本駒之助師匠(人間国宝)。
簡単に言ってしまうと、あの「まさかりかついだ金太郎さん」のお父さんとお母さんの話です。
子どもの頃に読んだ金太郎の話では、熊と相撲をとったことばかり記憶に残っており、両親の記載についてはとんと記憶にないのですが、どうも金太郎君のお母さん、八重桐はシングルマザーのようです。
というのも、金太郎が生まれる前にお父さんは亡くなってしまうからです。
金太郎の父はなぜ死んだのか、そして金太郎の出生にまつわる秘密とは!?
それが解き明かされるのがこの演目。
父の切腹のシーンや、超人的なパワーを得た母が敵の軍勢を追い散らすクライマックスは、三味線も勇壮で聞き応え十分。
1~2分のメリヤス程度で腕が痛いなどといっている自分としては、1時間近くも弾く、しかもあの複雑な手数を……と考えただけで「参りました!」……
いつか自分も弾けるようになるのだろうか、という疑問を抱くレベルですらないのですが、曲がりなりにも太棹の三味線を弾かせていただけるということだけでも、やはりうれしい、尊いことなのだ、と改めて身にしみて感じながら、帰途につきました。
来年の「第11回目 はなやぐらの会」は、2014年4月6日(日)。
チラシには、「古典と新作(橋本治作)を上演予定です」とあり、楽しみです~。

おまけ 紀尾井ホールから四谷駅までの帰り道に続く土手。構図が広重っぽいつもり~

「女流義太夫」という名の通り、女性の太夫と三味線弾きによる義太夫の公演です。
「はなやぐらの会」は女流義太夫三味線の鶴澤寛也先生が、毎年4月に主催される演奏会で、今年で10回目になります。
今年もチケットは完売で、当日券もあっという間に売り切れてしまいました。

(ロビーにならぶきれいなお花。帰りには観客にお土産としてくださいました)
演目は、今年が生誕360年にあたる近松門左衛門『嫗山姥(こもちやまんば)』廓噺の段。
太夫は竹本駒之助師匠(人間国宝)。
簡単に言ってしまうと、あの「まさかりかついだ金太郎さん」のお父さんとお母さんの話です。
子どもの頃に読んだ金太郎の話では、熊と相撲をとったことばかり記憶に残っており、両親の記載についてはとんと記憶にないのですが、どうも金太郎君のお母さん、八重桐はシングルマザーのようです。
というのも、金太郎が生まれる前にお父さんは亡くなってしまうからです。
金太郎の父はなぜ死んだのか、そして金太郎の出生にまつわる秘密とは!?
それが解き明かされるのがこの演目。
父の切腹のシーンや、超人的なパワーを得た母が敵の軍勢を追い散らすクライマックスは、三味線も勇壮で聞き応え十分。
1~2分のメリヤス程度で腕が痛いなどといっている自分としては、1時間近くも弾く、しかもあの複雑な手数を……と考えただけで「参りました!」……
いつか自分も弾けるようになるのだろうか、という疑問を抱くレベルですらないのですが、曲がりなりにも太棹の三味線を弾かせていただけるということだけでも、やはりうれしい、尊いことなのだ、と改めて身にしみて感じながら、帰途につきました。
来年の「第11回目 はなやぐらの会」は、2014年4月6日(日)。
チラシには、「古典と新作(橋本治作)を上演予定です」とあり、楽しみです~。

おまけ 紀尾井ホールから四谷駅までの帰り道に続く土手。構図が広重っぽいつもり~
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