⇒前回の記事はこちら
弘法寺古墳を見た後は、下総国府跡、というか国庁跡へ行ってみたいと思います。
台地上をそのまま歩いていければよいのですが、この辺は大学が多く集まっている地域です。
もしかしたら構内を歩けばショートカットができるかもしれませんが、安パイでいったん松戸街道へ出ます。
切通になっていますね。
この切通の左側(西側)では、古代の駅路跡が見つかっています。
駅路というのは国府と国府を結ぶ幹線道路で、今でいうところの一桁国道のようなもので、一方、国の下には郡がありましたが、郡衙と郡衙を結ぶ道は伝路といいます。
いまの「駅伝」という言葉は、駅路と伝路の遺称なのです。
千葉商科大学へ向かう道へ入っていきます。
ところで、下総国府の遺跡についてはまだまだ分からないことだらけなのです。
全国を見ても、国府があった場所には「国府」という地名が付くことが多く、この国府台に国府があっただろうというのは、考古学が発達する以前の江戸時代の研究者も想定していたでしょう。
ところが、現在に至るまで発掘調査があまりされていないので、全容解明まではまだまだ遠いのです。
市営野球場の方へ向かいましょう。
野球場の南側から東方向を見ます。
この辺はすでに国衙(国衙)の範囲内でした。
西側方向。
国府というのは今でいう県庁のようなものですが、今と違うのは国府と言った場合は、周辺の町も含めて考えることです。
ですから広大な範囲になるため、おそらく今日は弘法寺古墳を訪れるために国府台に登った時点で、すでに国府に来ていたと考えていいかも知れません。
そしてその中に国衙(こくが)と呼ばれるエリアがありました。
国衙とは今でいう官庁街で、役人さんたちが仕事をする建物などが並んでいたのです。
野球場の西側に来ました。
この辺から国庁(こくちょう)と推定される範囲に入ってきます。
国庁というのは、国府のコアゾーンで、国(この場合は下総国)の政治をつかさどる国司と呼ばれる幹部職員が執務をとったり、国の大事な儀式なども行われました。
ほら、下総守が南面してこちらに向かって立ち、国の役人たちが北面してひれ伏している様子が見えませんか?
よーく目を凝らしてみてください。
国守に任じられる人は、都に居たら下級貴族ですが、こちらに来たら天皇の代理なので強大な権力者なのです。
駐車場の警備員に不審がられているのでそろそろ逃げましょう。
次は法皇塚古墳を目指しますよ。
⇒この続きはこちら
弘法寺古墳を見た後は、下総国府跡、というか国庁跡へ行ってみたいと思います。
台地上をそのまま歩いていければよいのですが、この辺は大学が多く集まっている地域です。
もしかしたら構内を歩けばショートカットができるかもしれませんが、安パイでいったん松戸街道へ出ます。
切通になっていますね。
この切通の左側(西側)では、古代の駅路跡が見つかっています。
駅路というのは国府と国府を結ぶ幹線道路で、今でいうところの一桁国道のようなもので、一方、国の下には郡がありましたが、郡衙と郡衙を結ぶ道は伝路といいます。
いまの「駅伝」という言葉は、駅路と伝路の遺称なのです。
千葉商科大学へ向かう道へ入っていきます。
ところで、下総国府の遺跡についてはまだまだ分からないことだらけなのです。
全国を見ても、国府があった場所には「国府」という地名が付くことが多く、この国府台に国府があっただろうというのは、考古学が発達する以前の江戸時代の研究者も想定していたでしょう。
ところが、現在に至るまで発掘調査があまりされていないので、全容解明まではまだまだ遠いのです。
市営野球場の方へ向かいましょう。
野球場の南側から東方向を見ます。
この辺はすでに国衙(国衙)の範囲内でした。
西側方向。
国府というのは今でいう県庁のようなものですが、今と違うのは国府と言った場合は、周辺の町も含めて考えることです。
ですから広大な範囲になるため、おそらく今日は弘法寺古墳を訪れるために国府台に登った時点で、すでに国府に来ていたと考えていいかも知れません。
そしてその中に国衙(こくが)と呼ばれるエリアがありました。
国衙とは今でいう官庁街で、役人さんたちが仕事をする建物などが並んでいたのです。
野球場の西側に来ました。
この辺から国庁(こくちょう)と推定される範囲に入ってきます。
国庁というのは、国府のコアゾーンで、国(この場合は下総国)の政治をつかさどる国司と呼ばれる幹部職員が執務をとったり、国の大事な儀式なども行われました。
ほら、下総守が南面してこちらに向かって立ち、国の役人たちが北面してひれ伏している様子が見えませんか?
よーく目を凝らしてみてください。
国守に任じられる人は、都に居たら下級貴族ですが、こちらに来たら天皇の代理なので強大な権力者なのです。
駐車場の警備員に不審がられているのでそろそろ逃げましょう。
次は法皇塚古墳を目指しますよ。
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