日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

上ン原遺跡および菖蒲塚古墳|新潟県新潟市西蒲区 ~日本海側最北の前方後円墳~ 【越の国古代史探訪④】

2019-09-25 17:56:16 | 歴史探訪
 ⇒前回の記事はこちら

 前方後方墳の山谷古墳を見てまた気分が盛り上がってきましたが、今日は時間的に見てつぎの菖蒲(あやめ)塚古墳を訪れて終わりになりそうです。

 こちらも場所に関しては事前に詳しくは調べてきていませんが、国指定史跡なので街道に看板が出ているはずです。

 思った通りだ・・・

 通りの交差点にそれなりにきちんとした標識を発見。

 ここから1㎞とあります。

 ところが、標識が指し示す道を進んでも墳丘は出現せず、標識もありません。

 何度も往復してみましたが、見つかりません。

 こういうことってたまにありますよね。

 分かりやすそうな佇まいで誘っておきながら、いざその方向へ行くと細かい位置を示しておらず、結局迷ってしまうパターンです。

 人間でも2階に登らせておいて梯子を外す人っていますよね。

 でも今日は大丈夫。

 スマホを持ってきたのだ!

 位置を確認すると、異様に分かりづらい場所にありました。

 しかもその道に入っていくと軽トラ仕様の細い道です。

 まあ、雷電なら行けますよ。

 おっと、何か説明板がある!

 うわっ、図らずも縄文遺跡を見つけてしまいました。



 地表面で観察できるものは無いようです。





 古墳だ古墳。



 さらに走ると、お寺さんの霊園があり、どうやらここがそのようです。



 スマホの威力、凄いね。



 標識に示された方向へ行ってみると、現代の墓石に囲まれた墳丘を発見!

 結構立派な前方後円墳ですが、写真を撮ると必ず現代人のお墓も写ってしまいますね。



 周囲の眺望。





 前方部側へ回ってみます。



 前方部から後円部を見ます。



 遠くの山。



 後円部から前方部方向を見ます。



 後円部墳頂。



 説明板発見!



 日本海側で北限の前方後円墳ですよ!



 隣には隼人塚もありますが、こちらも一般の方の墓石が写ってしまう・・・







 さて、時刻はまだ15時45分ですが、早朝から活動していますので、今日はここで終わりにして、新潟市内のホテルへ向かいます。

 いつもの東横イン。



 チェックインした後、夕飯を食べるべく外へ行きます。

 今日はちょうどお給金が出る日なので、まずは銀行へ・・・

 しまった!

 キャッシュカードを持ってくるのを忘れた!

 Your Voice!

 財布の中にはほとんどお金が入っていない・・・

 まあ、下ろしたとしても微々たるものなのですが。

 仕方がない、今日から4日間も節約だ。



 自宅でも節約、旅先でも節約・・・

 いつになったら旅先で食べたいものが食べられる身分になるのでしょうかねえ。

 47歳にもなって情けない限りですが、好きな歴史で生計を立てることができているのはこの上ない幸せですので、贅沢はいいませんよ。

 (つづく)

 ⇒前回の記事はこちら



最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (稲用)
2020-02-13 17:40:08
りひとさん、こんにちは。
いつもコメントありがとうございます。すべてに返事はできませんが、きちんと読ませていただいていますよ。
本当にこのブログを隅々まで読んでいただきありがとうございます。
昔書いた記事は今読み返すとかなり恥ずかしいのですが、訂正する間もなくどんどん先へ行っています。時間を確保して書き直したいですが、なかなかできないですね。
返信する
Unknown (りひと)
2020-02-13 15:38:23
奈良の新山古墳はどうも広陵町で竹取って地図でも出てきてましたよ。で三宅町とも近いですよ。

多分田原本町も含めて奈良のこの三つのエリアに昔住んでいた方って新潟との接点あるように思いますね。
で島根県まで女系で繋がると面白くなりますよ。
返信する
Unknown (りひと)
2020-02-13 15:32:07
さすがですね!
菖蒲塚古墳出てきてきっと行ってるかな?って記事探しに来ましたよ。
源頼政調べてたんですよね。源氏の筋も好き嫌いがありますけどこの古墳の関係者も好きな方に関係してるかもです。
菖蒲とか桔梗とか奈良三宅町のアザサも気になるんですよね。甲斐と奈良と関東もワクワクしてきますよ。
返信する
Unknown (りひと)
2019-10-07 16:47:50
狭穂姫命沙本毘古ってご存知ですか?
字は色々ありそうなんでミックスで書いておきますね。

この前笛吹から勝沼のあたり行ってきたんですけど、どうもこの二人ってこの辺りと関係しそうに思うんですよ。単純に地名からなんですけど。
竹野姫と狭穂姫命もイメージが似ているのでせっかく発見したんで入れておきますね。
みやこに連れて行かれた姫ですね。沙本毘古って今いたら違う日本が出来そうに思うんですよね。

この辺りのお妃さまの伝承結構怪しいんですよ、混ざっているし時代も違ってそうに思っている場所です。
で伝承で気になるのは垂仁さんと沙本毘古さんは仲良かったようにも思うんですよね。垂仁さんと野見宿禰の関係にも似ている。で垂仁さんのお子さんたちの霊感体質はおそらく狭穂姫命由来でしょうし、垂仁さんもそこは理解出来ていたはずなので沙本毘古ともいい相棒だったと思うんですよね。兄妹で自殺するのも変ですよね?甲斐国造って説もありますけどこの方の関係の古墳が動いて来るんではないかな?と。開化と竹野姫と垂仁と狭穂姫命ちょっと古墳に関係してきそうに思いますよ。

で記事見出しで霞ヶ浦あたりですけどそこあたりでは垂仁さんの息子の豊城入彦命さんとっても人気のエリアですね。アレ?ズレてる。崇神の子供になってますね〜?崇神がまた怪しいですよね。奈良の飛鳥の雷の件にも見えてきちゃったかも?
とにかく茨城と垂仁というか沙本毘古と甲斐なんか関係しそうですよ。
返信する
Unknown (りひと)
2019-10-04 21:08:18
そうその方追ってます。開化さんもいまいち好きでなかったんですけど、その奥様が認めるならば好きになろうかと。
そう越系のネットワークがこちらだと超嬉しいんですよね。でそれで卑弥呼系も見えるんではないかな?

日本の歴史のメインに情報がないのが欠損と言うより人間の嫉妬がありそうで怪しいんですよね。

お互い別々で同じ発想だと超楽しみですよね。
金属の錠前とか釘とか馬具とか模様などの付いた剣なんかも気になりますね。環濠集落も気になるし、そう初期の前方後円墳も。同じ前方後円墳でも副葬品は違いそうに思うんですよね。なので前方後方墳も同じ流れあると面白いですよね。

けど結構各地にあるんですよね。昼間地図みていて巻ってあったけどマキムクっていうとちょっと面白くなりそうですよね。越の巻を向いていたならば。巻+向で越と南九州が絡んできて卑弥呼かなぁ?
父の方が開化絡み、祖母の方が卑弥呼絡みの路線で反目しているならうまくその接点平和的にくっ付けたいんですよね。ただただ闘わせたい揉めさせる一族もいそうなので、第三者を挟まずダイレクトに本人たちに聞きたいですわ。
他の時代にも似た方たちいっぱいいるはずなのでそろそろ理解し合えば日本って凄い事になると思うんですよね。で旧石器まで探してます。槍や細石刃あたりで黒曜石は魅力ありますよね。竹野町知れただけでありがたいです。
返信する
Unknown (稲用)
2019-10-04 15:31:39
新潟の古代史も面白いですね。

竹野姫・・・。ちょうどいま、開化天皇の最初の妻である丹波竹野媛の関連で丹波を調べているところです。

私はヤマト王権(本州西部広域勢力)の初代の王(代表者)は開化天皇だと思っており、開化は丹波の豪族だ考えています。

本州西部広域勢力は、奈良の纏向に本部を置きましたが、重要なメンバーは吉備、東海、そして丹波あたりです。出雲と北部九州は初期メンバーには入っておらず、そちらは邪馬台国連合と考えています。

こんなことを、クラツーの「日本書紀講座」で話しているので、かなり異端ですね。
返信する
Unknown (りひと)
2019-10-04 09:24:34
凄い、竹野姫の出身地探しているのですよ。かぐや姫は月でなく越から来たのかなあ?なんてね。
あと津風呂さんのネットワークのあるマキ氏ってこちらの巻の地名とも関係あるならば凄いですよ。サッカーの巻さん思い出しました。

で弥彦山とも近すぎですよ。この地域は古代相当凄かったでしょうね。今の技術のベースもありそうですよ。
返信する
Unknown (りひと)
2019-10-04 09:02:20
いやあこの二つの古墳私好みです。
黒曜石の槍の先端、そう持ってないですよね。
あやめの方も地名だけでもきた〜っと思いました。
他の場所との連動も含め場所も調べてみますよ。
びっくりですね。
返信する