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日本時間の今日がジョン・シーの命日です。
偉大な人は、人に役立つことを伝えることに全身全霊を尽くします。
もの凄く大きな愛がそこにはあり、普通で感じるストレスなどは使命感で吹き飛ばしています。
ただただ、伝えることが楽しい、嬉しいのでしょう。
私にとってその一人がジョン・シーです。
もうすぐ出版される「タッチフォーヘルス完全版」の中からジョン・シーのメッセージを、私の先生から先にいただきましたので紹介します。(もうすぐコンパスでもこの本を販売します~)
ジョン・シー博士は、2005年8月3日午前1時11分(現地時間)に亡くなられました。 あまりにも大きな灯を失いました。あまりにも偉大な人を失いました。一つ一つの思い出が強烈ですが、一言で言い表すなら、「愛のかたまりの人」でした。
博士は、がん告知後も、精力的にタッチフォーヘルスの普及に尽力を尽くされました。この時期に私達日本人のグループが博士の講座をご自宅近くのマリブの教会施設で受ける機会を得ました。まさか、それが、最後のセミナーになるとは、予想だにしませんでした。いつもと変わらず迫力のある感動的な素晴らしいセミナーでした。
博士は、タッチフォーヘルスを完全な形で世に残すために「タッチフォーヘルス完全版」」の執筆をしておられ、その原稿を書き終えられて、この世から去られました。
以下が、遺稿となった「タッチフォーヘルス完全版」からのメッセージです。
「あなたのケアを一番できるのは、誰だろう?」このシンプルな質問への答えは、思うほど明白ではない。しかし、その質問の意味を真剣に考えれば、答えは明白だ。それは、あなた自身なのだ。
1970年に私がタッチフォーヘルスを世に出した時、普通人々は、自分や自分の家族のケアを行う力を失っていた。ちょっとした怪我でさえ、薬を使わないでは対処できなくなっていた。アメリカの医療制度が、依存・搾取・無力化をあまりにも推し進めていて、我々の健康状態は、危機的な状況にあった。私は、このときこの現実を見直す時だと感じた。
タッチフォーヘルスは、簡単な方法でケアの権威を我々自身に取り戻す私なりの解決法である。
30年たった今、医療の危機が叫ばれているのに、状況は悪化の一途を辿っている。製薬会社は、貪欲に宣伝に力をいれ、研究成果を操作し、長期間(時には死ぬまで)治療しなければならないことを強調している。利益優先のハイテク医療機器は、お金がかかり、危険である一方で、簡単な予防法は、脇に追いやられている。
実のところアメリカでは、医療事故が多発して、病気と死因の主要原因が医療従事者によるものとなっている。数千万人もの人が、必要もないのに抗生物質を服用させられている。900万人もの人が、必要もないのに入院させられている。220万人もの人が、処方された薬の副作用で苦しんでいる。783936もの人が、従来の医療ミスによって死ぬことになった。
タッチフォーヘルスがありとあらゆる問題解決の万能薬であると主張しているわけでは決してない。患者を医者から遠ざけようとも思ってはいない。実際に、薬も手術も必要なときがあるからだ。タッチフォーヘルスは、不要な手術や投薬をしなくて済む一つの試みなのだ。個人と社会の医療費削減の試みなのだ。
本当に一人でも多く人にタッチフォーヘルスを知ってもらい、使ってもらいたいです。
写真は、タッチフォーヘルススペシャルメンバー
左からジョン・シー キャリー・シー(妻) マシュー・シー(息子)