②の続きになります。
9月10日(日)の柔道の大会が終わった後に、コーチから、
『そもそも試合場からダメでした。
あの態度は何を言って無駄でしょうし、変わらないんでしょうね。』
と言われて、頭がカーッとなったしまった私…😫
その日、帰宅後にずっと三男と話し合いました。
『三男はどうしてあんな風に悔しい気持ちが爆発してしまうのかな。
試合は勝ち負けだけが全てではないし、負けたことで得られるものが沢山あると、先生もいつも言っているよね。』
と、聞くと、
『負けた自分が許せなくて、負けたことを認めたくなくて、ああなってしまう…
自分でも必死に我慢はしていて、昨日は礼をして試合場を出るまでは頑張ったけど、次男に言われて爆発してしまった…』
と、話していました。
三男は柔道を始めた頃から、優勝や入賞を数多く経験してきて、
『勝ちたい!自分は勝たなければならない!』
というプレッシャーや使命感が、どんどん強くなってしまったようです😞
『勝つことも大事かも知れないけど、負けることを恐れなくてもいいんだよ。
大切なのは、練習も試合もどれだけ一生懸命に頑張ったかで、
三男が頑張ってることはお父さんもお母さんも先生も、十分に分かっているよ。』
と、伝えました。
…とは言っても、まだ心が幼い三男にはすぐに理解するのは難しいでしょう…
高学年になると、早くに成長期に入った子達との体格差も出てきて、
小柄な三男は負ける試合も多くなってきました。
今は彼にとって、負けることの悔しさをどうやって乗り越えるのか、試練の時なのだと思います。
『もう一度聞くけど、これからも今のクラブで柔道は続けたいんだよね…?』
『去年の大会の時もコーチは三男を壁に叩き付けて、柔道やめちまえ!と、怒鳴りましたよね…。
あれは本当にやって欲しくなかったです。
まず三男を冷静にさせてから伝えればよかったんじゃないですか…?』
と言うと、
『あのときは、自分でもやり過ぎたとは思いました。
でも、地団駄するのは1度や2度じゃないし、あのくらいやらないと、アイツの胸には響かないと思いました…』
と言われました。
『申し訳ないですが、あの行為は三男の胸に響くどころか、コーチへの不信感しか生まれませんでしたよ。』
と言うと、
『そうでしょうね、仰る通りだと思います。』
と、コーチ。
『もう少し、三男の頑張っているところにも目を向けてもらえませんか。
指導には子どもとの信頼関係が大事だし、
99%悪いところがあったとしても、1%の良いところ見つけて褒めてあげることが、子どもの成長につながるのではないですか』
と伝えると、
『それも分かります。
けれど、今までも三男君に対しては、練習中にふざけたり、技のかけ方を注意しても言うこと聞かなかったり…
思うところが沢山ありすぎて、褒めて伸ばす指導は生ぬるくて難しいです。
中学までにはそんな悪いところを何とか直してやろうと思いましたが、自分と三男君の間の溝が深すぎて難しいでしょうね。
その溝も自分が深くしてしまった自覚もあります。』
と、言われました。
(中学までに悪いところを直してやろう…?🤨
三男をどこまで悪い子にするつもりだろう。
そんな事こちらは一度も頼んだことないけど…)
怒りが込み上げましたが、グッとこらえました。
『悪いところを頭ごなしに怒っても、子どもの心には届かないですよ。
そもそも、個人的な感情を指導の場に持ち込むことはすべきではないですよね。』
と、言うと、
『もちろんそうです。
でも、例外もあります。』
と、言われました。
なので、
『コーチがそういう気持ちならば、三男が傷付くだけだし、これからはお互いの為にならないと思うので、距離を置いてもらえませんか』
と、伝えました。
『そうですね。それじゃ、僕が辞めるしかないでしょうね。』
と、言われました。
『私はあなたに辞めて欲しいとは一言も言っていません。
三男は自分の意識を変えようと頑張っているのに、コーチは自分を変えようと思わないんですか。
それは三男だけじゃなく、クラブの子どもたちの為にも繋がると思いますよ。
何年も遠くから通われて、子どもたちの為に熱心に指導されていることは、私も主人も評価しているんですよ。』
と、伝えましたが
『難しいですね。 自分はゼロか100かしかない人間でグレーゾーンがないので、考え方は変えられません』
『1年生からあのクラブで頑張ってきた三男は、先生やクラブの子ども達と築いてきた信頼関係がある。
先生やクラブの仲間たちは好きで、柔道もやりたいと言っている。
コーチをはじめ、保護者にも偏った考えの人多いけど、卒業まで残り半年だし、三男の気持ちを尊重しよう…』
ということになりました。
そして昨日、三男は10日ぶりに練習に復帰しました。
辞めると言っていたコーチもいたそうです。
私がクラブの先生にコーチが辞めると言い出したことを相談し、早まらないよう説得してほしいとお願いしたからでしょう…
距離を置いて欲しいとお願いしたからか、コーチは挨拶すらも完全に無視だったとか…
本当にゼロか100しかないんだなぁと、呆れました。
でも、三男は
『久々の練習楽しかった❗
みんなとも会えて嬉しかった!』
と、ニコニコ笑顔で帰ってきました。
付き添いしていた主人の話しによると、三男は練習中も一言も喋ることなく真面目に練習に取り組んでいたそうです。
私は今でも、『逆らったら悪者』な世界に納得出来ない思いにとらわれていますが、
今回のことを通して、三男もまた少し心が強くなったと信じたいです。
今になって騒がれている、スポーツ界のパワハラ問題。
優位性を背景に相手に苦痛を与えること。
これはスポーツだけではなく、教育全般に関わることだと思います。
もちろん母親である、自分自身にも言えること。
これからの子どもたちのために、間違った考えの指導者や保護者が増えないことを願いたいです。
9月10日(日)の柔道の大会が終わった後に、コーチから、
『そもそも試合場からダメでした。
あの態度は何を言って無駄でしょうし、変わらないんでしょうね。』
と言われて、頭がカーッとなったしまった私…😫
その日、帰宅後にずっと三男と話し合いました。
『三男はどうしてあんな風に悔しい気持ちが爆発してしまうのかな。
試合は勝ち負けだけが全てではないし、負けたことで得られるものが沢山あると、先生もいつも言っているよね。』
と、聞くと、
『負けた自分が許せなくて、負けたことを認めたくなくて、ああなってしまう…
自分でも必死に我慢はしていて、昨日は礼をして試合場を出るまでは頑張ったけど、次男に言われて爆発してしまった…』
と、話していました。
三男は柔道を始めた頃から、優勝や入賞を数多く経験してきて、
『勝ちたい!自分は勝たなければならない!』
というプレッシャーや使命感が、どんどん強くなってしまったようです😞
『勝つことも大事かも知れないけど、負けることを恐れなくてもいいんだよ。
大切なのは、練習も試合もどれだけ一生懸命に頑張ったかで、
三男が頑張ってることはお父さんもお母さんも先生も、十分に分かっているよ。』
と、伝えました。
…とは言っても、まだ心が幼い三男にはすぐに理解するのは難しいでしょう…
高学年になると、早くに成長期に入った子達との体格差も出てきて、
小柄な三男は負ける試合も多くなってきました。
今は彼にとって、負けることの悔しさをどうやって乗り越えるのか、試練の時なのだと思います。
『もう一度聞くけど、これからも今のクラブで柔道は続けたいんだよね…?』
と、聞くと
コクンと頷いた三男。
『それならば、しばらく練習をお休みして改めて三男も柔道をする上で、何が大切なのか考えてみて。』
と、伝えました。
少し頭を冷やして、冷静になる期間が必要に思ったのです。
そして、私は先週の火曜日、クラブの代表の先生とコーチに、改めて三男の態度について謝罪に行きました。
先生は、
・悔しい気持ちは分かるけれど、最上級生としてみんなの見本になるように頑張ってほしい。
・中学校に行くと、上下関係も厳しくなるし、大人の目も届かなくなるので、このままだと非常に心配であること。
・勝つことも大事だけど、無理に背負わず、のびのび柔道をやってほしい。
と、言って下さいました。
またこの日は、女子テニスの決勝で、大坂なおみ選手に負けたセリーナ・ウィリアムズ選手が悔しさに任せてラケットをへし折ってしまったニュースの翌日で、
『大人の選手でも悔しくてあんなことしちゃうんですもんね…
でも、セリーナもあの行為ですごく批判されたから、その事は頭に入れておいて欲しいです。
○○(三男)は、まだ子どもだし、これから学んでいけば大丈夫ですよ。』
と、言って下さいました。
先生に挨拶をしたあとに、
あのコーチとも改めて話しました。
三男がこれからもこのクラブで柔道を続けるのならば、三男とコーチがこのままの関係では良くないと思ったからです。
まずコーチには、先日の大会での三男の態度のことを謝罪し、今は反省していることを伝えました。
そして、去年の大会で怒られてから、三男なりに感情を爆発させないよう頑張ってきたこと、
先日の大会でも、試合場から出るまでは頑張っていたことも伝えました。
コーチの答えは、
『○○(三男)が頑張ってることは分かるけれど、何度言っても伝わらないし、またこれからも悔しさを爆発させるでしょうね。
自分はそれがどうしても許せない。
また殴ってでもやめさせなければと思ってしまいます。』
と、言われました。
私が、
コクンと頷いた三男。
『それならば、しばらく練習をお休みして改めて三男も柔道をする上で、何が大切なのか考えてみて。』
と、伝えました。
少し頭を冷やして、冷静になる期間が必要に思ったのです。
そして、私は先週の火曜日、クラブの代表の先生とコーチに、改めて三男の態度について謝罪に行きました。
先生は、
・悔しい気持ちは分かるけれど、最上級生としてみんなの見本になるように頑張ってほしい。
・中学校に行くと、上下関係も厳しくなるし、大人の目も届かなくなるので、このままだと非常に心配であること。
・勝つことも大事だけど、無理に背負わず、のびのび柔道をやってほしい。
と、言って下さいました。
またこの日は、女子テニスの決勝で、大坂なおみ選手に負けたセリーナ・ウィリアムズ選手が悔しさに任せてラケットをへし折ってしまったニュースの翌日で、
『大人の選手でも悔しくてあんなことしちゃうんですもんね…
でも、セリーナもあの行為ですごく批判されたから、その事は頭に入れておいて欲しいです。
○○(三男)は、まだ子どもだし、これから学んでいけば大丈夫ですよ。』
と、言って下さいました。
先生に挨拶をしたあとに、
あのコーチとも改めて話しました。
三男がこれからもこのクラブで柔道を続けるのならば、三男とコーチがこのままの関係では良くないと思ったからです。
まずコーチには、先日の大会での三男の態度のことを謝罪し、今は反省していることを伝えました。
そして、去年の大会で怒られてから、三男なりに感情を爆発させないよう頑張ってきたこと、
先日の大会でも、試合場から出るまでは頑張っていたことも伝えました。
コーチの答えは、
『○○(三男)が頑張ってることは分かるけれど、何度言っても伝わらないし、またこれからも悔しさを爆発させるでしょうね。
自分はそれがどうしても許せない。
また殴ってでもやめさせなければと思ってしまいます。』
と、言われました。
私が、
『去年の大会の時もコーチは三男を壁に叩き付けて、柔道やめちまえ!と、怒鳴りましたよね…。
あれは本当にやって欲しくなかったです。
まず三男を冷静にさせてから伝えればよかったんじゃないですか…?』
と言うと、
『あのときは、自分でもやり過ぎたとは思いました。
でも、地団駄するのは1度や2度じゃないし、あのくらいやらないと、アイツの胸には響かないと思いました…』
と言われました。
『申し訳ないですが、あの行為は三男の胸に響くどころか、コーチへの不信感しか生まれませんでしたよ。』
と言うと、
『そうでしょうね、仰る通りだと思います。』
と、コーチ。
『もう少し、三男の頑張っているところにも目を向けてもらえませんか。
指導には子どもとの信頼関係が大事だし、
99%悪いところがあったとしても、1%の良いところ見つけて褒めてあげることが、子どもの成長につながるのではないですか』
と伝えると、
『それも分かります。
けれど、今までも三男君に対しては、練習中にふざけたり、技のかけ方を注意しても言うこと聞かなかったり…
思うところが沢山ありすぎて、褒めて伸ばす指導は生ぬるくて難しいです。
中学までにはそんな悪いところを何とか直してやろうと思いましたが、自分と三男君の間の溝が深すぎて難しいでしょうね。
その溝も自分が深くしてしまった自覚もあります。』
と、言われました。
(中学までに悪いところを直してやろう…?🤨
三男をどこまで悪い子にするつもりだろう。
そんな事こちらは一度も頼んだことないけど…)
怒りが込み上げましたが、グッとこらえました。
『悪いところを頭ごなしに怒っても、子どもの心には届かないですよ。
そもそも、個人的な感情を指導の場に持ち込むことはすべきではないですよね。』
と、言うと、
『もちろんそうです。
でも、例外もあります。』
と、言われました。
なので、
『コーチがそういう気持ちならば、三男が傷付くだけだし、これからはお互いの為にならないと思うので、距離を置いてもらえませんか』
と、伝えました。
『そうですね。それじゃ、僕が辞めるしかないでしょうね。』
と、言われました。
『私はあなたに辞めて欲しいとは一言も言っていません。
三男は自分の意識を変えようと頑張っているのに、コーチは自分を変えようと思わないんですか。
それは三男だけじゃなく、クラブの子どもたちの為にも繋がると思いますよ。
何年も遠くから通われて、子どもたちの為に熱心に指導されていることは、私も主人も評価しているんですよ。』
と、伝えましたが
『難しいですね。 自分はゼロか100かしかない人間でグレーゾーンがないので、考え方は変えられません』
と、言われました。
結局、話しは平行線のまま…
コーチの言ってることを要約すると、
『お母さんの仰る通りです。
でも、僕は言うこと聞かない三男君が嫌いだし、自分の考え方は変えられない。
だから、辞めるしかありません。』
ということになります。
何だか駄々をこねてる子どもにしか思えませんでした。
コーチとの話し合いが終わったあとに、同じクラブの保護者にこの事を相談したら、
『これで本当にコーチが辞めちゃったら、先生も困るし、○○(うち)さんちは完全に悪者になっちゃうね…』
と、言われました。
ここまで頭を下げて、三男との信頼関係を築くために、コーチも頑張ってもらえませんかと、お願いしただけなのに、
うちが悪者…?
ていうか、悔しさ爆発させた三男は、そこまで悪い子…?
コーチは今まで散々、三男に対してダメ出し、人格否定してばかりで、精神的苦痛を浴びせてきたのに…?
私はほとほと、この狭いセカイが嫌になりました…
自宅に戻ってから、主人とは何度も話し合いました。
『もうあのクラブは辞めた方がいいんじゃない…?』
主人の答えは、
結局、話しは平行線のまま…
コーチの言ってることを要約すると、
『お母さんの仰る通りです。
でも、僕は言うこと聞かない三男君が嫌いだし、自分の考え方は変えられない。
だから、辞めるしかありません。』
ということになります。
何だか駄々をこねてる子どもにしか思えませんでした。
コーチとの話し合いが終わったあとに、同じクラブの保護者にこの事を相談したら、
『これで本当にコーチが辞めちゃったら、先生も困るし、○○(うち)さんちは完全に悪者になっちゃうね…』
と、言われました。
ここまで頭を下げて、三男との信頼関係を築くために、コーチも頑張ってもらえませんかと、お願いしただけなのに、
うちが悪者…?
ていうか、悔しさ爆発させた三男は、そこまで悪い子…?
コーチは今まで散々、三男に対してダメ出し、人格否定してばかりで、精神的苦痛を浴びせてきたのに…?
私はほとほと、この狭いセカイが嫌になりました…
自宅に戻ってから、主人とは何度も話し合いました。
『もうあのクラブは辞めた方がいいんじゃない…?』
主人の答えは、
『1年生からあのクラブで頑張ってきた三男は、先生やクラブの子ども達と築いてきた信頼関係がある。
先生やクラブの仲間たちは好きで、柔道もやりたいと言っている。
コーチをはじめ、保護者にも偏った考えの人多いけど、卒業まで残り半年だし、三男の気持ちを尊重しよう…』
ということになりました。
そして昨日、三男は10日ぶりに練習に復帰しました。
辞めると言っていたコーチもいたそうです。
私がクラブの先生にコーチが辞めると言い出したことを相談し、早まらないよう説得してほしいとお願いしたからでしょう…
距離を置いて欲しいとお願いしたからか、コーチは挨拶すらも完全に無視だったとか…
本当にゼロか100しかないんだなぁと、呆れました。
でも、三男は
『久々の練習楽しかった❗
みんなとも会えて嬉しかった!』
と、ニコニコ笑顔で帰ってきました。
付き添いしていた主人の話しによると、三男は練習中も一言も喋ることなく真面目に練習に取り組んでいたそうです。
私は今でも、『逆らったら悪者』な世界に納得出来ない思いにとらわれていますが、
今回のことを通して、三男もまた少し心が強くなったと信じたいです。
今になって騒がれている、スポーツ界のパワハラ問題。
優位性を背景に相手に苦痛を与えること。
これはスポーツだけではなく、教育全般に関わることだと思います。
もちろん母親である、自分自身にも言えること。
これからの子どもたちのために、間違った考えの指導者や保護者が増えないことを願いたいです。