②の続きです。
また高校時代の話に戻りまして…
学校に行けなくなった私は担任のY先生から
『来れるようになったらいつでも戻っておいで』
と言われていましたが、結局学校には戻れませんでした…😣
(高校中退なんて、人生終わったも同じだ…)
毎日自分の部屋で泣き暮らす日々…。
そんなある日のこと。
『今の高校に戻れなくても、高校を卒業する道は他にもあるんだよ。
実は君と同じようにそれぞれの事情で高校に通えなくなった人も沢山いるんだよ。
大学に行きたい人のために大検というのもあるし…
あとは、通信制高校に転入して卒業するというのはどうかな…?』
と、Y先生から別の道へ進むことを提案されたのです。
絶望から一筋の光が見えたような気持ちになりました。
(高校を卒業する道は一つだけではないんだ…
私と同じように悩む人もいっぱいいるんだ…)
その事が分かっただけでも、すごく心が軽くなったことを覚えています。
それからY先生と改めて今後について話し合い、高校3年生の1年間は休学。
その後、通信制高校に転校して1年後に高校を卒業。(高校2年までの単位は取っていたので1年で卒業できました)。
卒業後は英語の専門学校に進学し、2年後に物流の会社に就職しました。
あのとき、塞ぎ込んでしまった私に、根気強く声をかけ続けて下さったY先生…
通信制高校に転校が決まったときも、
『頑張れよ!!』
と、笑顔で応援して下さいました。
今でも心から感謝しています😢
6月初めの懇談会終了後、私は長男の担任の先生を呼び止めて、
『実は私もT君と同じように高校時代に悩んだことがあるんです。彼の気持ちが痛いほどよく分かります…』
と伝えました。
すると、先生から
『そうだったんですね…
今彼は、誰の話も聞き入れられない状態でして…
実はT君のご家庭はお母様がお一人でT君を育ててらっしゃるそうなんです。
今回のことで、お母様も相当心を痛めておられるようなので、その事も心配です。』
と言われました。
それを聞いて、
(T君はきっとお母さんに心配をかけていることで、あの頃の私以上に自分を責めているかもしれない…)
そう思うと、切なくて居ても立ってもいられない気持ちになりました…。
出過ぎたことかもしれないと迷いましたが、私は懇談会から1週間後の6月15日に、先生に改めてメールを送りました。
『今は誰の話も聞ける状態じゃないかもしれないけれど、同じように悩んだことのある人の話なら聞けるかもしれません。
参考になるか分からないけれど、以下のことを彼に伝えて頂けないでしょうか…』
と。
そして、私からT君へのメッセージとして、
『私もT君と同じような理由で悩み苦しみ、学校に行けなくなってしまった。
自分のことを責めて落ち込んでいたけれど、その後通信制高校に転入して何とか立ち直れた。
長い人生、私やT君のように立ち止まって悩み苦しむことも沢山あると思う。
でもそれは決して悪いことではなく、自分を見つめ直すために必要な事だと思う。
T君は学力も十分に高いし、これからやりたいこと見つけても全然遅くはない。道は必ずしも一つだけではないし、やりたいことに挑戦するチャンスも沢山ある。
ただ経験上、何をするにも高校は卒業しておいた方が良いと思う。
その方が、その後の人生の幅も大きく広がっていくし、色々な面で有利にもなると思う。
大学受験のことはひとまず置いておいて、まずは高校卒業することを目標にしてみてはどうだろうか。』
という内容を送りました。
私がY先生からの言葉で感じたように、
落ち込んでいるT君にも、『希望』という名の一筋の光が感じられればいいなと思ったのです。
そしてどんな小さなことでもいい。
『目標』があれば、また立ち上がれる力も湧いて来るんじゃないかと…
そんな願いを込めて送りました。
後日、先生から、
『ありがとうございます。
今度T君に伝えてみます。』
と返信を頂きました。
そして、更に10日後の一昨日のことでした。
学校から帰宅した長男が、
『あっ、そうだ。お母さん。
お母さんの話、T君にちゃんと伝わったらしいよ。』
と、突然言ってきたのです。
『えっ?!なんでその事を長男が知ってるの?先生から聞いたの…?』
と、ビックリして聞くと、
『いや、本人から聞いた。』
と、長男。
『えっ?!T君本人から聞いたの?!
もしかしたらT君、学校に来れたの?』
嬉しくて、つい興奮気味に長男に聞くと、
『うん。T君は学校に荷物を取りに来たんだよ。学校の方は昨日退学届けを出したそうだよ。』
と言われ…
『えっ…。た、退学…?
T君退学したの…?』
かなり衝撃を受けました。
(どうしよう…退学なんて…。
もしかしたら私のメールの内容が逆効果だった…?)
不安な気持ちになっていたところ、また長男が、
『T君、大学のことはまだ決めてないけど、これから高卒認定試験を受けることにしたんだって。
今日は荷物を取りに来て、クラスのみんなにも挨拶に来てくれたらしいよ。
みんなで一緒に集合写真撮ったよ。』
そしてそのあとに、
『クラスのみんな、突然のT君の登場にビックリしたんだよ。2ヶ月ぶりだしね。
T君も暗い表情とかしてなくて、以前と全然変わってない様子に見えたよ。』
と教えてくれました。
長男からの話だけでは、あまり詳しいことは分からなかったけれど、
・私の話を聞いたと長男に言っていた。
・高卒認定試験を受けることにした。
・自分から進んでクラスのみんなに挨拶に来た。
・みんなで集合写真を撮った。
・暗い表情ではなかった。
ということから、T君は自分なりに今後のことをよく考え、納得した上で、
『退学して高卒認定試験を受ける』
ことを決心したのかなと思いました。
(T君は新しい目標に向けての大きな一歩を踏み出せたのかもしれない…)
そう思ったら、いろんな思いが込み上げてきて涙が出てしまいました。
一応長男にもT君へ送ったメールの内容を見せてみたら、
『お母さんの気持ち、きっとT君に届いたんだと思うよ。』
と言ってくれたので、嬉しかったです…😢
学校を辞めても、T君はこれまで2年間一緒に頑張ってきたクラスメートであり仲間。
そしてそれは、これからもきっと変わりません。
みんな『将来』に向けての大きな目標を持ち、そのためにするべき小さな目標を持って、日々頑張っています。
頑張る子どもたちが、安心して明るい未来を目指せるように、これからも出来る限り応援していきたいなぁと思いました。
もちろん自分自身も
『我が子達全員が成人するまでは元気でいる!』
という目標があるので、それに向かって頑張って行きたいです😄
今回もとても長くなってしまい申し訳ありません💦
ここまで読んで頂き、ありがとうございました🙇✨
また高校時代の話に戻りまして…
学校に行けなくなった私は担任のY先生から
『来れるようになったらいつでも戻っておいで』
と言われていましたが、結局学校には戻れませんでした…😣
(高校中退なんて、人生終わったも同じだ…)
毎日自分の部屋で泣き暮らす日々…。
そんなある日のこと。
『今の高校に戻れなくても、高校を卒業する道は他にもあるんだよ。
実は君と同じようにそれぞれの事情で高校に通えなくなった人も沢山いるんだよ。
大学に行きたい人のために大検というのもあるし…
あとは、通信制高校に転入して卒業するというのはどうかな…?』
と、Y先生から別の道へ進むことを提案されたのです。
絶望から一筋の光が見えたような気持ちになりました。
(高校を卒業する道は一つだけではないんだ…
私と同じように悩む人もいっぱいいるんだ…)
その事が分かっただけでも、すごく心が軽くなったことを覚えています。
それからY先生と改めて今後について話し合い、高校3年生の1年間は休学。
その後、通信制高校に転校して1年後に高校を卒業。(高校2年までの単位は取っていたので1年で卒業できました)。
卒業後は英語の専門学校に進学し、2年後に物流の会社に就職しました。
あのとき、塞ぎ込んでしまった私に、根気強く声をかけ続けて下さったY先生…
通信制高校に転校が決まったときも、
『頑張れよ!!』
と、笑顔で応援して下さいました。
今でも心から感謝しています😢
6月初めの懇談会終了後、私は長男の担任の先生を呼び止めて、
『実は私もT君と同じように高校時代に悩んだことがあるんです。彼の気持ちが痛いほどよく分かります…』
と伝えました。
すると、先生から
『そうだったんですね…
今彼は、誰の話も聞き入れられない状態でして…
実はT君のご家庭はお母様がお一人でT君を育ててらっしゃるそうなんです。
今回のことで、お母様も相当心を痛めておられるようなので、その事も心配です。』
と言われました。
それを聞いて、
(T君はきっとお母さんに心配をかけていることで、あの頃の私以上に自分を責めているかもしれない…)
そう思うと、切なくて居ても立ってもいられない気持ちになりました…。
出過ぎたことかもしれないと迷いましたが、私は懇談会から1週間後の6月15日に、先生に改めてメールを送りました。
『今は誰の話も聞ける状態じゃないかもしれないけれど、同じように悩んだことのある人の話なら聞けるかもしれません。
参考になるか分からないけれど、以下のことを彼に伝えて頂けないでしょうか…』
と。
そして、私からT君へのメッセージとして、
『私もT君と同じような理由で悩み苦しみ、学校に行けなくなってしまった。
自分のことを責めて落ち込んでいたけれど、その後通信制高校に転入して何とか立ち直れた。
長い人生、私やT君のように立ち止まって悩み苦しむことも沢山あると思う。
でもそれは決して悪いことではなく、自分を見つめ直すために必要な事だと思う。
T君は学力も十分に高いし、これからやりたいこと見つけても全然遅くはない。道は必ずしも一つだけではないし、やりたいことに挑戦するチャンスも沢山ある。
ただ経験上、何をするにも高校は卒業しておいた方が良いと思う。
その方が、その後の人生の幅も大きく広がっていくし、色々な面で有利にもなると思う。
大学受験のことはひとまず置いておいて、まずは高校卒業することを目標にしてみてはどうだろうか。』
という内容を送りました。
私がY先生からの言葉で感じたように、
落ち込んでいるT君にも、『希望』という名の一筋の光が感じられればいいなと思ったのです。
そしてどんな小さなことでもいい。
『目標』があれば、また立ち上がれる力も湧いて来るんじゃないかと…
そんな願いを込めて送りました。
後日、先生から、
『ありがとうございます。
今度T君に伝えてみます。』
と返信を頂きました。
そして、更に10日後の一昨日のことでした。
学校から帰宅した長男が、
『あっ、そうだ。お母さん。
お母さんの話、T君にちゃんと伝わったらしいよ。』
と、突然言ってきたのです。
『えっ?!なんでその事を長男が知ってるの?先生から聞いたの…?』
と、ビックリして聞くと、
『いや、本人から聞いた。』
と、長男。
『えっ?!T君本人から聞いたの?!
もしかしたらT君、学校に来れたの?』
嬉しくて、つい興奮気味に長男に聞くと、
『うん。T君は学校に荷物を取りに来たんだよ。学校の方は昨日退学届けを出したそうだよ。』
と言われ…
『えっ…。た、退学…?
T君退学したの…?』
かなり衝撃を受けました。
(どうしよう…退学なんて…。
もしかしたら私のメールの内容が逆効果だった…?)
不安な気持ちになっていたところ、また長男が、
『T君、大学のことはまだ決めてないけど、これから高卒認定試験を受けることにしたんだって。
今日は荷物を取りに来て、クラスのみんなにも挨拶に来てくれたらしいよ。
みんなで一緒に集合写真撮ったよ。』
そしてそのあとに、
『クラスのみんな、突然のT君の登場にビックリしたんだよ。2ヶ月ぶりだしね。
T君も暗い表情とかしてなくて、以前と全然変わってない様子に見えたよ。』
と教えてくれました。
長男からの話だけでは、あまり詳しいことは分からなかったけれど、
・私の話を聞いたと長男に言っていた。
・高卒認定試験を受けることにした。
・自分から進んでクラスのみんなに挨拶に来た。
・みんなで集合写真を撮った。
・暗い表情ではなかった。
ということから、T君は自分なりに今後のことをよく考え、納得した上で、
『退学して高卒認定試験を受ける』
ことを決心したのかなと思いました。
(T君は新しい目標に向けての大きな一歩を踏み出せたのかもしれない…)
そう思ったら、いろんな思いが込み上げてきて涙が出てしまいました。
一応長男にもT君へ送ったメールの内容を見せてみたら、
『お母さんの気持ち、きっとT君に届いたんだと思うよ。』
と言ってくれたので、嬉しかったです…😢
学校を辞めても、T君はこれまで2年間一緒に頑張ってきたクラスメートであり仲間。
そしてそれは、これからもきっと変わりません。
みんな『将来』に向けての大きな目標を持ち、そのためにするべき小さな目標を持って、日々頑張っています。
頑張る子どもたちが、安心して明るい未来を目指せるように、これからも出来る限り応援していきたいなぁと思いました。
もちろん自分自身も
『我が子達全員が成人するまでは元気でいる!』
という目標があるので、それに向かって頑張って行きたいです😄
今回もとても長くなってしまい申し訳ありません💦
ここまで読んで頂き、ありがとうございました🙇✨