昨日は三男と長女が通う小学校の持久走大会でした。
毎年一番寒いこの時期に、学校から徒歩5分の距離にある大きな広場で行われます。
学年ごとに、レースのスタート時刻は決まっていて、
小学3年生の長女は、午前9時45分から。
小学6年生の三男は、午後12時ピッタリから。
朝食を食べている時から、緊張の面持ちだった三男と長女…💦
去年の大会では2人とも1位だったので、
『今回も絶対に1位になりたい!』
と、前日の夕方も張り切って自主練習を頑張っていました。
特に三男は小学校最後の持久走大会。
1年生→1位
2年生→1位
3年生→左手首の骨折で棄権
4年生→1位
5年生→1位
という成績だったので、何として最後の大会も1位になりたいと気合いが入っていました。
『とにかく全力で、最後まで気を抜かないで走っておいで!』
とエールを送り、2人を学校へ送り出しました。
9時に次女を幼稚園に送ってから、私もそのまま広場へ応援に向かいました。
今日は朝から曇り空で、とても寒い一日…⛄
学校から広場に集まってきた子どもたちも、寒さでブルブル…💦💦
長女も待ってる間、ピョンピョン跳びはねながら、体を温めていました。
そして、9時45分にレースがスタート!
3年生が走る距離は800メートル。
広場を大回り2周です。
長女は最初から、かなり早いペースで飛ばして、そのままペースを崩さず1周目も2周目も走りきりました!
そして、見事1位でゴール…❗
練習の時には、1周目でヘトヘトになっていたので
『すごいね!よく最後まで走りきったね!』
と、声をかけるととても嬉しそうに笑っていました😊
続いて、6年男子の三男のレースですが、スタートするのは午後12時から。
このまま広場で待っていようか迷いましたが、レースが始まるまで、まだ1時間以上も時間があります。
一緒に応援に来ていた三女が冷えきってしまうと思ったので、長女に声をかけたあと、一旦旦家に戻りました。
家で家事をしていたら、あっという間に11時半に…
また慌てて家を出ると、冷え込みは更に厳しくなり、チラチラと雪が降り始めていました。
広場に着くと、5、6年生がすでに広場に集まっていて、5年生の女子が走っているところでした。
友達と楽しそうに話している三男を見かけ、声をかけると一見笑顔でリラックスしているように見えたけど、目はどことなく不安そうで緊張していました。
雪も本格的に振り出してきて、
『うぉー!!寒すぎてやばい…!!』
と言いながら、跳ねたり小走りに走って、体を温めていました。
そして、5年生と6年女子のレースが終了し、次はいよいよ6年男子!
6年生が走る距離は1200メートル。
大回り3周です。
スタートと同時にかなりのハイペース走る三男。全速力に近い速さです。
順位は2位をキープしながら、1周走り、2周目に入ったところで、前を走っていたO君を抜かし1位に…!
このまま1位でいけるか…?!と、思ったとき、3番目を走っていたT君が後ろからどんどん迫ってきて、三男を追い抜かしました。
三男はT君を追い抜かそうと必死で食らいついてましたが、そのまま3周目に入り、疲れも出たのか少しスピードがダウン💦
T君との距離がどんどん広がっていきました😣
そして、残り20メートルくらいでT君が先にゴール…!
三男はその時点で1位になれなかったことに落胆し、走り方にも諦めの気持ちが滲み出ていました。
『三男…!!ラストスパート!!ダッシュ!ダッシュ!走りきれ…!』
と、私も必死に応援し、三男は何とかゴール!
ゴールしたと同時にヨロヨロしながら、待機場所にドスン!!と、座りました。
とても悔しそうな表情で下を向いて、唇を噛み締めていました。
『大丈夫…?』
と、近づいて声をかけようとしたとき、
『話しかけないで…!』
と、強い口調で三男が言いました。
『もう終わったんだから、帰ってよ!
早く!!もう先に家に帰って…!!』
と、目に涙を浮かべ、真っ赤な顔で声を荒げて私に言いました。
その様子を見ていたクラスのお友達も、心配そうにオロオロ…。
『◯◯(三男)、大丈夫か…?』
と声をかけるお友達もいましたが、三男は黙ったまま、必死で涙を堪え、下を向いたままずっと座り込んでいました。
実は数日前の試走の時にも、三男はT君に最後の最後で抜かされて2位になっていました。
その時、クラスのやんちゃな男子たちから、
『あれー?◯◯(三男)!Tに抜かされたの?!本番はもう1位は無理なんじゃねーの?』
と、かなりバカにされたそう…💧
その日、とても悔しそうな様子で帰って来た三男。
『本番では絶対に1位になって、バカにした奴ら見返してやる…!』
と、前日の夕方も自主練習を頑張っていました。
なので、今回の本番でも差をつけられて負けてしまい、悔しさを抑えきれなかったようです。
私がこれ以上ここにいても、三男が同情されていると思って惨めな気持ちになってしまうので、担任の先生に一言挨拶だけして、その場をあとにしました。
担任の先生も負けず嫌いの三男の性格をよく知っていて、
『大丈夫ですよ。時間が解決しますから…』
と言ってくださいました。
今回1位になったT君は、この学年で一番大きな男の子。
1年生の頃から大きかったけれど、バスケを始めてから更に大きくなり、見かけるたびに背がぐんぐん伸びているように感じていました。
今日久々に会ったときには、私の身長もとっくに抜かされていてビックリ…!
『T君、すごい大きくなったね…!身長今何センチ?!』
と、聞くと、
『174センチです。』
とのこと😲
レースが始まる前に、三男とT君が並んでる姿を見たとき、2人のあまりの身長差に愕然…
成長期の波に乗りまくっているT君と、
まだ成長期を迎えていない、小柄な三男…
(うーん…これはストライドの差も大きいし、厳しい戦いになりそうだなぁ…💦)
とちょっと抱いた不安が、的中してしまいました😅
レース前に撮った写真。
一番右が三男。
一番左がT君。
三男は142センチなので、身長差は32センチ!
午後3時過ぎ、学校から帰って来た長女と三男。
1位になって上機嫌な長女はにこにこ笑顔。
三男は、さっきよりも表情が和らいでいたけど、気まずそうな顔。
『落ち着いた…?もう大丈夫なの?』
と聞くと、コクンと頷いた三男。
『最後まで全力でやりきった?
悔いはない…?』
と聞くと、
『うん。悔いはない。
…でも、最後の10メートルはTが先にゴールして、気持ちが折れちゃってた。ラストスパートがかけれなかった…。
あの時の俺は、自分に負けてた。』
と、三男。
自分のことを冷静に思い返していました。
『そうだね、お母さんもそこだけは残念だな…って思ったよ。勝ち負けも大事かもしれないけど、
最後は自分自身との戦いだからね。
でも、三男が全力出して走ってたのは十分分かってるし、悔いが残ってないならよかったよ。』
そのあとに、
『あ、でも、「早く帰れ!」って言われたときは、ちょっと悲しかったけどね…』
と言うと…
『…ごめんなさい!!』
と、三男は突然ガバッと私に抱きついて謝ってきました😲
教室に帰ったあと、担任の先生にも、
『悔しかったと思うけど、自分自身に負けてはいけないよ。お母さんだって、頑張って応援に来てくれたんだからね。』
と言われたそう。
三男もゴールしたあとの私への態度をずっと反省していたようです。
少し前の三男だったら、悔しい気持ちだけをずっと引きずって、家でも家族に八つ当たりしていたかもしれません。
でも、今回は学校にいる間に気持ちを何とか整理して、悪かったところを反省し、自分から謝ることも出来ました。
精神的な成長を感じて嬉しかったです☺
このあとに、やっと清々しいいつもの表情に戻った三男。
昨日も2人揃って、柔道の練習に向かいました。
たかだか小学校の持久走大会…と思われる方もいるかもしれないけど、
目標に向かって歯を食いしばって努力する姿。
全力を出しきって最後まで頑張る姿。
勝ったときは達成感に喜び、
負けたときは心の底から悔しがる姿。
大人も子どもも関係なく、一生懸命に取り組むことの素晴らしさを改めて感じさせてもらった1日でした。
三男、長女、本当に頑張ったね😊
今年もお疲れ様でした!
毎年一番寒いこの時期に、学校から徒歩5分の距離にある大きな広場で行われます。
学年ごとに、レースのスタート時刻は決まっていて、
小学3年生の長女は、午前9時45分から。
小学6年生の三男は、午後12時ピッタリから。
朝食を食べている時から、緊張の面持ちだった三男と長女…💦
去年の大会では2人とも1位だったので、
『今回も絶対に1位になりたい!』
と、前日の夕方も張り切って自主練習を頑張っていました。
特に三男は小学校最後の持久走大会。
1年生→1位
2年生→1位
3年生→左手首の骨折で棄権
4年生→1位
5年生→1位
という成績だったので、何として最後の大会も1位になりたいと気合いが入っていました。
『とにかく全力で、最後まで気を抜かないで走っておいで!』
とエールを送り、2人を学校へ送り出しました。
9時に次女を幼稚園に送ってから、私もそのまま広場へ応援に向かいました。
今日は朝から曇り空で、とても寒い一日…⛄
学校から広場に集まってきた子どもたちも、寒さでブルブル…💦💦
長女も待ってる間、ピョンピョン跳びはねながら、体を温めていました。
そして、9時45分にレースがスタート!
3年生が走る距離は800メートル。
広場を大回り2周です。
長女は最初から、かなり早いペースで飛ばして、そのままペースを崩さず1周目も2周目も走りきりました!
そして、見事1位でゴール…❗
練習の時には、1周目でヘトヘトになっていたので
『すごいね!よく最後まで走りきったね!』
と、声をかけるととても嬉しそうに笑っていました😊
続いて、6年男子の三男のレースですが、スタートするのは午後12時から。
このまま広場で待っていようか迷いましたが、レースが始まるまで、まだ1時間以上も時間があります。
一緒に応援に来ていた三女が冷えきってしまうと思ったので、長女に声をかけたあと、一旦旦家に戻りました。
家で家事をしていたら、あっという間に11時半に…
また慌てて家を出ると、冷え込みは更に厳しくなり、チラチラと雪が降り始めていました。
広場に着くと、5、6年生がすでに広場に集まっていて、5年生の女子が走っているところでした。
友達と楽しそうに話している三男を見かけ、声をかけると一見笑顔でリラックスしているように見えたけど、目はどことなく不安そうで緊張していました。
雪も本格的に振り出してきて、
『うぉー!!寒すぎてやばい…!!』
と言いながら、跳ねたり小走りに走って、体を温めていました。
そして、5年生と6年女子のレースが終了し、次はいよいよ6年男子!
6年生が走る距離は1200メートル。
大回り3周です。
スタートと同時にかなりのハイペース走る三男。全速力に近い速さです。
順位は2位をキープしながら、1周走り、2周目に入ったところで、前を走っていたO君を抜かし1位に…!
このまま1位でいけるか…?!と、思ったとき、3番目を走っていたT君が後ろからどんどん迫ってきて、三男を追い抜かしました。
三男はT君を追い抜かそうと必死で食らいついてましたが、そのまま3周目に入り、疲れも出たのか少しスピードがダウン💦
T君との距離がどんどん広がっていきました😣
そして、残り20メートルくらいでT君が先にゴール…!
三男はその時点で1位になれなかったことに落胆し、走り方にも諦めの気持ちが滲み出ていました。
『三男…!!ラストスパート!!ダッシュ!ダッシュ!走りきれ…!』
と、私も必死に応援し、三男は何とかゴール!
ゴールしたと同時にヨロヨロしながら、待機場所にドスン!!と、座りました。
とても悔しそうな表情で下を向いて、唇を噛み締めていました。
『大丈夫…?』
と、近づいて声をかけようとしたとき、
『話しかけないで…!』
と、強い口調で三男が言いました。
『もう終わったんだから、帰ってよ!
早く!!もう先に家に帰って…!!』
と、目に涙を浮かべ、真っ赤な顔で声を荒げて私に言いました。
その様子を見ていたクラスのお友達も、心配そうにオロオロ…。
『◯◯(三男)、大丈夫か…?』
と声をかけるお友達もいましたが、三男は黙ったまま、必死で涙を堪え、下を向いたままずっと座り込んでいました。
実は数日前の試走の時にも、三男はT君に最後の最後で抜かされて2位になっていました。
その時、クラスのやんちゃな男子たちから、
『あれー?◯◯(三男)!Tに抜かされたの?!本番はもう1位は無理なんじゃねーの?』
と、かなりバカにされたそう…💧
その日、とても悔しそうな様子で帰って来た三男。
『本番では絶対に1位になって、バカにした奴ら見返してやる…!』
と、前日の夕方も自主練習を頑張っていました。
なので、今回の本番でも差をつけられて負けてしまい、悔しさを抑えきれなかったようです。
私がこれ以上ここにいても、三男が同情されていると思って惨めな気持ちになってしまうので、担任の先生に一言挨拶だけして、その場をあとにしました。
担任の先生も負けず嫌いの三男の性格をよく知っていて、
『大丈夫ですよ。時間が解決しますから…』
と言ってくださいました。
今回1位になったT君は、この学年で一番大きな男の子。
1年生の頃から大きかったけれど、バスケを始めてから更に大きくなり、見かけるたびに背がぐんぐん伸びているように感じていました。
今日久々に会ったときには、私の身長もとっくに抜かされていてビックリ…!
『T君、すごい大きくなったね…!身長今何センチ?!』
と、聞くと、
『174センチです。』
とのこと😲
レースが始まる前に、三男とT君が並んでる姿を見たとき、2人のあまりの身長差に愕然…
成長期の波に乗りまくっているT君と、
まだ成長期を迎えていない、小柄な三男…
(うーん…これはストライドの差も大きいし、厳しい戦いになりそうだなぁ…💦)
とちょっと抱いた不安が、的中してしまいました😅
レース前に撮った写真。
一番右が三男。
一番左がT君。
三男は142センチなので、身長差は32センチ!
午後3時過ぎ、学校から帰って来た長女と三男。
1位になって上機嫌な長女はにこにこ笑顔。
三男は、さっきよりも表情が和らいでいたけど、気まずそうな顔。
『落ち着いた…?もう大丈夫なの?』
と聞くと、コクンと頷いた三男。
『最後まで全力でやりきった?
悔いはない…?』
と聞くと、
『うん。悔いはない。
…でも、最後の10メートルはTが先にゴールして、気持ちが折れちゃってた。ラストスパートがかけれなかった…。
あの時の俺は、自分に負けてた。』
と、三男。
自分のことを冷静に思い返していました。
『そうだね、お母さんもそこだけは残念だな…って思ったよ。勝ち負けも大事かもしれないけど、
最後は自分自身との戦いだからね。
でも、三男が全力出して走ってたのは十分分かってるし、悔いが残ってないならよかったよ。』
そのあとに、
『あ、でも、「早く帰れ!」って言われたときは、ちょっと悲しかったけどね…』
と言うと…
『…ごめんなさい!!』
と、三男は突然ガバッと私に抱きついて謝ってきました😲
教室に帰ったあと、担任の先生にも、
『悔しかったと思うけど、自分自身に負けてはいけないよ。お母さんだって、頑張って応援に来てくれたんだからね。』
と言われたそう。
三男もゴールしたあとの私への態度をずっと反省していたようです。
少し前の三男だったら、悔しい気持ちだけをずっと引きずって、家でも家族に八つ当たりしていたかもしれません。
でも、今回は学校にいる間に気持ちを何とか整理して、悪かったところを反省し、自分から謝ることも出来ました。
精神的な成長を感じて嬉しかったです☺
このあとに、やっと清々しいいつもの表情に戻った三男。
昨日も2人揃って、柔道の練習に向かいました。
たかだか小学校の持久走大会…と思われる方もいるかもしれないけど、
目標に向かって歯を食いしばって努力する姿。
全力を出しきって最後まで頑張る姿。
勝ったときは達成感に喜び、
負けたときは心の底から悔しがる姿。
大人も子どもも関係なく、一生懸命に取り組むことの素晴らしさを改めて感じさせてもらった1日でした。
三男、長女、本当に頑張ったね😊
今年もお疲れ様でした!