昨日の夜のこと。
小学5年生の長女が、リビングのテーブルで宿題の作文を書いていました。
その作文にはテーマがあり、
『身の回りのことや、世の中のことについて、自分の意見を400字以内で書く』
とのこと😳
(長女は一体どんなことを書いたのかな…?)
気になってチラッと覗いてみると、題名を見て驚いてしまいました😰
『だれかの自さつ(殺)』
と、書いてあったのです…。
そして、しばらくあとに、
『作文、書き終わったよ。』
と、長女。
私はすぐに、全文を読ませてもらうことにしました。
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だれかの自さつ。
わたしは今、世の中のことについて考えている。
私が今、一番気になっている世の中のことは、げいのう人などの若い人の自さつだ。
そのように考えた理由は、最近わかい芸能人の自さつが多いからだ。
わたしは、どうして『自さつ』というやり方をえらぶのか分からない。
たとえば、だれかが死ぬと、だれかが悲しむ。
自分が死んだら、親がかなしむ。
それは、一番の親不孝だと思う。
ニュースなどで、むすめ、むすこが自さつして、かなしんで泣いている所を見ると、心がいたむ。
だから、わたしは自さつのような親をかなしませるやり方で死ぬのは、絶対にやらない。
最後まで、命がつきるまで、生きよう。
自さつで死ぬなんて、やめよう。
と、書かれてありました。
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先日、俳優の三浦春馬さんが急逝されたニュースは、本当に衝撃でした…。
少し前には、プロレスラーの木村花さん
が、自ら命を絶ってしまうという、悲しいニュースがありました…
お二人とも、輝くような笑顔の裏で、ずっと深い苦しみや絶望を胸の奥に抱えていたのだと思うと、
本当に…いたたまれない気持ちになりました😞
テレビでしか見かけたことのない私でさえ、こんなに胸が苦しくなるくらい辛いのだから、
ご家族や、友人、お仕事仲間、ファンの皆さん…
大切な人を救えなかったことへの悔しさ、
失ったことへの悲しみ…
本当に計り知れないものがあります…😞
長女は、テレビのニュース映像の中で、悲しむ人たちの姿や、
私がショックを受けている姿を見て、
今回の作文を書こうと思ったそうです。
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小学五年生の長女はまだ10歳。
きっと、これから中学、高校に進学して、
成人して社会人になって…
成長と共に世界がどんどん広がっていくことで、いろいろな悩みが生まれたり、壁にぶつかったり…
時にはもがき苦しむような辛いこともあるかもしれません。
でも…どんな時でも忘れないでほしい。
辛いことがあったら、すぐにSOSを出すこと。
困ってる人を見かけたら、見てみぬふりをしないで、手を差しのべること。
誰かを傷付けたりしないこと。
(自分がされて嫌なことを、他人にしないこと。)
世の中は辛いこともたくさんあるけど、幸せなこともたくさんあること。
生命はたった一つしかない、かけがえのないものであること。
お父さんもお母さんも、自分以上に子ども達のことを大切に思っていること。
生きていることは、それだけでも素晴らしいことであること。
だから、長女が作文の最後に書いたように…
いのちがつきるまで…最後まで生きよう。
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日本は10~39歳の死因の1位が自殺
今も苦しんでいる人が1人でも少なくなるように…
この深刻な現実に、社会全体で目を向けていかなければならないと思います…。
三浦春馬さん、木村花さんのご冥福を、心よりお祈りいたします…。