リタイアじーじの徒然絵日記

定年オヤジの徒然絵日記です。趣味の写真等思いつきで書きます。いい加減な内容も有りますがご容赦ください。。

フランスとイギリス(5) ロビンとマリアン

2024年09月04日 | フランスこぼれ話
昨日BSプレミアムで フッドとマリアン を観ました。
久々にフランスとイギリスの話を思い出しました。
主役はションコネリーとオードリーヘプバーンです。
こんな映画があったこと知りませんでした。
丁度時代がフランスとイギリス(4)の続きになる時代設定でした。
以下は小生のいい加減な記憶と知識を元にしているので、ご容赦ください。

ところで、ロビンフッドは映画の定番でこれまで何度となく映画化されていました。
その中で共通しているのは、最後の方でリチャード獅子心王が登場して悪王ジョンを成敗するようなストリーが一般的ですが、この映画の始めの部分でリチャード獅子心王が登場し、すぐおなくなります。
この王様、アクが強く割と残忍な所があり史実に近いのではと思いました。ちょっと織田信長ににています。

本題ですが、リチャード獅子心王についてです。
リチャードはあのダキテーヌの息子そしてジョン王の兄でもあります。
そして勿論、英国王ヘンリー2世の息子になります。
リチャード王は歴代欧州王室の王の中で最強と言われています
戦い大好き王です。
中でも、十字軍遠征とフランスにおける領土拡張戦争です。
十字軍遠征はエルサレムには船で行ったようですが、途中のシチリアとキプロスで戦闘して勝ちます。
そして、中東では窮地の十字軍を救いアラブの英雄サラディンと戦いました。
両雄の戦いは勝負がつかず結局、休戦条約を結びました。
両雄、相手を称えたとのこと。
終戦後、陸路で帰国途中、なんと、オーストリアにて十字軍遠征中に恨みを買った貴族に囚われてしまいました。何でも中東での戦いの時、プライドをひどく傷つけたようです。
結果、帰国がとても遅れ、ジョン王が悪さをするというストリーが多いようです。

母親のダキテーヌはリチャードを大変可愛がっていましたので、莫大な身代金を払ってようやく解放されました。
そして解放後は、実際には、フランスで過ごしノルマンディーあたりでフランス軍と領土拡張戦争をしていたのが実際のようです。
リチャード王は母親のダキテーヌの土地を相続しておりフランスに広大な領地を所有していました。

一説には生涯で英国に滞在したのは1年も満たないとも言われています。
勿論英語は話せず、フランス語しか話せないとの説迄あります。
結局、死後はジョン王が王位に就き、英国史上最悪の王になります。
彼は、失地王とも言われ、領土がどんどん減ったためそう呼ばれているようです。

実際には、ロビンフッドもマリアンも存在していなかったということでしょう。
フランス語を喋るリチャード獅子心王はちょっと想像出来ません。
興味ある方はリチャード獅子心王、ダキテーヌ等調べてみると面白いです。

絵はノルマンディーにあるリチャード獅子心王時代の城ロッシュ・ギヨンです。
実際リチャードがいたかどうかは判りませんが雰囲気はわかります。

過去の投稿記事です。

フランスとイギリス(4) 王妃アリエノール(中世史上最も美女の誉れ高い王妃) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリス(4)イングランドのフランス領土の話となると、アンジュー帝国すなわちイングランドのプランタジネット王朝はフランスに歴代最大の領土持っていました。現...

goo blog


フランスとイギリス (3) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリス(3)ギヨーム二世はイングランド王になりノルマンディー公ウィリアムとなりました。この結果、フランスではフランス王の家臣イギリスではイングランド王と...

goo blog


再掲載 フランスとイギリス (2) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリス(2)ロロはシャルル三世から土地をもらい家臣になりその後、ノルマンディー公国ができました。ロロから数えて7代目にとんでもない優秀なノルマンディー...

goo blog


フランスとイギリス(1) - リタイアじーじの徒然絵日記

フランスとイギリスフランスに住んでいた小生の経験からフランスとイギリスは何か特別な関係だと感じていました。そして調べてみると大変な歴史があることが分かり興味を惹...

goo blog






PVアクセスランキング にほんブログ村

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 城下町 小倉 | トップ | 小倉城 遠望 »
最新の画像もっと見る