今はもう、殆ど教会の礼拝でオルガンを弾くことはなくなってしまったが、教会のオルガン奏者をしていた頃に、色んな学びがあった。もちろん、初見や即興の力が付いたのはそうなのだけど、人に合わせて演奏するということ。ピアノはソロの楽器だから、伴奏でも弾かない限り、人に合わせて弾くということはほとんどない。だから、オルガンで、讃美歌の伴奏をするときに、みんなが歌えるテンポ、歌いやすいように移調したり、更に、だらだらと引きずらないように、引っ張っていく力も必要となってくる。耳で聞くだけではなく、オルガンのコンソールで聞こえている所から、みんなが聞こえている所の時差なども、計算しなければならない。
そんな経験が役に立って、試験シーズンには、試験を受ける子ども達のピアノ伴奏をするようになった。子どもたちが安心して演奏できるように、伴奏をするときは、ある意味で、「お母さん」みたいな存在でありたいと思っている。たぶん、それが、私の伴奏者としての特徴なんだと思う。伴奏をしていて、緊張しないわけじゃないし、自信があるわけでもないけど、少なくとも、ちょっとは私も人の役に立ってるんだ~って思う。来週から、伴奏の仕事が少し入ってます。楽譜、眼鏡の他に、マスクを忘れないで持って行かなくちゃ。来週は、サックスとクラリネットとフルートの子ども達の伴奏。さっき、楽譜に目を通したけど、楽しいなあ。今日、レッスンの合間に、リハーサルする子もいるので、楽しみです。どんな子だろう。会ったことがないから、ちょっとドキドキ。
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