短歌エッセイ〜桃色の夢の底〜

気づいてしまう幸せな日々、恋する私と花たちのささやきをつづります

永遠という渦巻き〜藤③〜

2019-04-30 12:26:03 | 日記

夢見鳥

うすべに藤に

恋をして

永遠という

渦巻きの中


中国の荘子が夢を見ました。

蝶になって、自由に舞い飛ぶ夢です。

目が覚めてから、彼は、自分が蝶になった夢を見たのか、

蝶が夢を見て人間になっているのか、わからなくなったというのです。

この故事から蝶のことを夢見鳥というようになりました。

。。。。

夢から覚めて・・・・

「夢だったのね」と思う夢を見ることがあります。

いつかこの想いから逃れられるのかしら・・・・

揺れているのは藤なのか

それとも私の気持ちなのか

美しく、幻想的な花が今年もまた風に揺れます。

花言葉は「あなたを歓迎します」「陶酔する恋」「決して離れない」

。。。。

藤が揺れる
柳が揺れる
私が揺れる……

なんていうと「めまい?」

と言われ(笑)

心拍数が上がってないと生きている感じがしない💓

って言うと

「そんなの私、動悸息切れぐらいよ」

と友達に笑われ(笑)

更年期の『更』って新しいものと入れかわる。(更改・更新・)とか(「甦(そ)」の代用字)よみがえる。「更生」とか。


【行のいのちと、還りのいのち】

いのちを道のりに例えた時、更年期は、還りのいのちのスタート地点なんだって。
帰り道だって恋があった方がいいでしょう💕

と、友達に力説すると

「あなた若いわね、もう恋なんて元気ないわ」

とまた笑われ(笑)

「ここまで来たらあなたはずーとそのままでいて」と言われ(笑)

それでも、蝶になったら私はどこに飛んで行くかしら。。。なんて考えてるのがなんだか楽しい💖

永遠という渦巻きの中で出会ったり離れたりそれが運命の人かしら?
なんて藤の中でまた夢見鳥🦋


“美”という経済学〜藤②〜

2019-04-30 12:16:55 | 日記

小夜すがら

うすべに藤を

想いつつ

酔って揺れてる

君の手の中


藤の美しい季節になりましたね。

子供の頃日舞を習っていて、初めて舞台で踊ったのが「藤娘」でした。
藤の精が、意のままにならない男心を切々と嘆きつつ踊る。
やがて酒に酔い興にのって踊るうちに遠寺の鐘が鳴り夕暮れを告げると、娘も夕暮れとともに姿を消す・・・・

揺れてるのは藤の花?それとも私の気持ち?

「桜」の次は「藤」・・・・素敵なシチュエーションがいっぱいでいいですね、日本て。

甘美な思い出をたくさん作らなくちゃ(笑)💕✨

※小夜(よも)すがら・・・・よどおし。終夜。

花言葉「恋に酔う」「歓迎」

。。。。

辛口の経済学者だった難波田晴夫さんは、日本が一番最後に到達する経済学は、「美」というものを求めたときに生まれるとおっしゃっていました。

人間がすべてを手にしたとき、本当に裏切らないものを求めるようになると。

この言葉と出会ったのは20年以上前ですが、共感して大事にしてる言葉です。

「在り方」が美しいことを大切にする日本人。

よく、意外だと言われますが経済大学出身です(笑)

「美」という経済学ならもう一度学んでみたい✨

今日は「瑠璃さんの歌を読むと女子力上がる!」と素敵なことを言ってくれた可愛い女子とランチ。
私も女子力上げてきます(笑)


「愛(いと)し」とつづる〜藤①〜

2019-04-30 12:04:15 | 日記

ためらいの

白いうなじに

ひと房の

藤の花のせ

「愛(いと)し」とつづる


「いとしと書いて藤の花」という言葉遊びです。

「愛しい」と「い」「十」「し」。
「い」を縦に「十」個書いてその真ん中を「し」で貫くと藤の絵になります。

ちなみに「恋」という字はもともとは「戀」と書きました。
「糸し(愛し)糸し(愛し)と言う心」です。

本当に日本語って素敵!

花言葉は「恋に酔う」「決して離れない」

。。。。

次男は今日が大学の新学期、今マイケル・ジャクソンの「デンジャラス」を聞きながら支度してます。

「恋をする者は安全地帯にはいられない」
五木寛之の言葉だったかな?

まぁ、どんなパターンでも「愛しい人」はいた方がいいわ。