臨川寺 警備担当りんちゃんのりんりんブログ

岐阜県関市にあるお寺「臨川寺」で暮らすわんこのりんちゃんとにゃんこのせんちゃんの日常を通して臨川寺の紹介をしているよ♪

母との別れ⑦

2025年03月11日 | 母との別れ

臨川寺のお庫裏です

 

6日間にわたり

母との別れをお話ししてきました

お付き合いくださった皆様ありがとうございました

 

最後に

今回の私の想いです

 

子供の頃はお母ちゃん子で

母の姿が見えないと「おかぁちゃんは?」と

必ず聞く子でした

買い物にもいつもお伴してました

そんな母との別れが来たらどうなるのかと思ってました

おっ様にも

「号泣するかと思った」と言われたほどです

 

90歳を越えた頃からか

いつお別れが来てもおかしくないなぁと

常に感じてました

腰痛で車椅子生活ではありましたが

いたって元気で

頭もしっかりしてた人でした

急に老衰で

逝っちゃうかもしれないなぁとも思ってました

 

実際には

膵臓ガンが発覚し2週間ほどで逝きましたが

葬儀とかの準備の時間や

心の準備の時間を

作ってくれたと思ってます

また長患いもなく家族孝行をしてくれました

 

近所の施設で暮らしてましたが

コロナもあったりで

数ヶ月に1度程度の面会しか行ってませんでした

元気で暮らしていたので

その時は安心していた感じです

淡々としていた母なので

たぶんさほど気にもしていなかったと思います

さすがに病気が発覚してからは

心細いだろうと思い

ほとんど毎日通いました

 

昏睡状態で息を引き取るまでに私1人になる時があり

母は意識も無くなってましたが

聴覚は最後まであるということだったので

その時に感謝の言葉を伝えました

そんなこと未だかつて(結婚の時も)

1度も言ったことありませんが

そこで最後のお別れが

きちんと出来たと思ってます

そしてしっかり泣きました

 

湯灌では

体を綺麗に浄めてもらい

美しく着付けてもらい

オシャレにしてもらい

うれしそうな顔に見えた母でした

 

人と同じ事を好まない母らしく

ピンクがメインのお花で飾った祭壇

ピンクの棺

白装束も紫の重ね衿や枕元の紫のお花

なぜか

見送れる準備が完璧に整った感じがしました

通夜や葬儀、出棺の準備の時も

多少は泣けましたが

自分でも不思議なくらい落ち着いてました

息を引き取る時

火葬炉に入る時

すべてちゃんと見届けました

すべてちゃんと見守りました

 

もちろん

ふとした瞬間に思い出すと涙は出ますが

悲しみにくれるようなことはありません

考えてみるに

生前中にきちんとお別れが出来たこと

母をしっかり見送れたという安堵感

それが悲しみに勝っているような気がしています

2023年3月1日 母とおっ様と私 

3人での写真はこれが最後でした

2024年8月13日 

兄家族全員と臨川寺で大好きなピザを食べたのが

最後の会食となりました

この時に集合写真を撮っておけばよかったと・・・

唯一の心残りです

 

皆さんもご両親が高齢になってこられましたら

集合写真を撮っておかれるといいですよ

 

人によって捉え方も考え方も違うので

否定される方もいらっしゃると思いますが

今の私の想いを残しておきたいと思い

綴らせていただきました

長きに渡りありがとうございました

 

この2週間

りん坊とおせんちゃんは

たぶん変な空気を感じていたと思いますが

空気を読んでお利口にしていてくれました

とてもいい子達です

ありがとうね~


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (猫七匹)
2025-03-12 07:58:39
全部読ませて頂きました。
お疲れ様でした。お庫裏さん(初めて呼ぶわ(笑))の色白さん美肌はお母様譲りなんだね。
最近思うんです。
亡くなって体は無くなっても側にいるんじゃないかな。って。
あちらの世界ってのはあって、自分が亡くなった時会えるんだろうな。って。

あ。私の母は存命ですけどね(笑)
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