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憂鬱な気分を吹き飛ばす「心の休息」の取り方

2021-12-22 12:00:00 | 日記

下記の記事は東洋経済様のホームページからお借りして紹介します。(コピー)です。

 

こんにちは。生きやすい人間関係をつくる「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

日々の忙しさからか「身体を休めてもだるさが取れない」「いつも疲れがたまっている」などを感じている方も多いかと思います。ようやく過ごしやすい季節になってきて、一気に不調を感じるようになった方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、こうした不調を無視せずに、回復させる方法をお伝えしたいと思います。

「心の休息」が大切

ある程度、体を休めたりしっかり寝ても取れない疲れは「メンタル疲労」かもしれません。肉体的な疲労は、適度な睡眠と身体を休めることで回復します。それでも「なかなか疲れが取れない」と感じる、しぶとい疲労の正体は、実はストレスによる「心の疲労」によるところが大きいと思われます。

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職場での人間関係や家庭でのストレスなど、日々私たちは、心労を抱え込みやすい環境にあります。こうした蓄積した「メンタル疲労」を放っておくと、慢性的な不調や病気につながる場合もありますので、注意が必要です。

血圧や体温は数値で計測するすべがありますが、ストレスの度合いを明確に測ることはできません。ゆえに、日常の生活の中で見られる、初期の「ストレスサイン」をご紹介したいと思います。こうした「ストレスサイン」は、自分の心からのシグナルだと捉えて早めの対処が必要です。

1.些細なことが気になる

家を出たあとに「カギ閉めたかな?」と玄関に戻ってしまう、布団に入った後に「明日の予定どうなっていたかな?」と起きてきて確かめてしまうといった、ちょっとしたことが気になるのは、ストレスサインの1つです。普段から心配症の方は、性格的な傾向が大きいと思われますが、今まであまり気にならなかったことが急に心配になり出すようであれば、イエローカードです。気持ちにゆとりがなくなってきています。

2.胃腸の調子が悪い

体と心は、必ず連動します。ビックリすると心臓がドキドキする、腹が立つと血圧が上がるなどのように、心の変化は体に直接変化をもたらします。そんな中でも、最も影響を受けやすいのが「胃腸」だと言われています。それゆえに、緊張するとお腹が痛くなる、心配ごとがあると胃が痛くなるという経験をされたことがある方も多いかと思います。

食べすぎ飲みすぎでもない、特段の疾患があるわけでもないのに胃腸の不調が続くときは、心に負担がかかっている証拠です。

3.頻繁に手を洗いたくなる

頻繁に手を洗いたくなる行動もストレスサインの1つです。もちろん、汚れたら洗いたくなるのは当たり前ですが、そうでなくても1日に何回も手を洗わずにはいられない、誰かが触ったものを汚いと感じるなどがそのサイン。飽和し始めた心理的ストレスが、こうした行動に表れます。

このような兆候が見られたら、積極的にリフレッシュを取り入れたり、スケジュールを見直す必要があります。

有効なリフレッシュ方法とは

1.無心(夢中)になれることを見つける

憂鬱な気分を引きずりがちな方の多くは、気持ちの切り替えが苦手です。「嫌なことがあると、ずっとそのことばかり考えてしまう」「休みの日でも仕事のことを考え続けてしまう」といった傾向が強くみられます。誰しも、嫌なことや気になることがあれば、気持ちがそちらに向いてしまうことはあると思いますが、どこかでリセットする時間が必要です。

そのためには、強制リセットを試みてください。方法としては、夢中になれること、無心になれることを取り入れることです。例えばゲームなどは、クリアするまでの時間は夢中になってほかのことを考えられないのではと思いますし、スポーツ観戦や映画、DVDなどの世界に入り込むということも有効です。趣味や運動でもよいですし、短時間でよいので、没頭できるものを取り入れると、強制リセットに非常に効果的です。

2.心が凝り固まっているときは、体からほぐす

また、嫌なことが続いて心が乱れているときは、何をやってもリラックスできないもの。そんなときは、マッサージやストレッチがお勧めです。心をほぐしてみましょうと言われても、見えないものをどうすればよいのか戸惑われる方もいるのではないかと思います。体と心は連動しているので、まず体からほぐしましょう。ゆったり体を緩めることで、心の緩みも期待できます。

強いマッサージやきついストレッチでは逆効果になることもあるため、心地のよい程度にとどめることが大切です。セルフマッサージなら手軽にできますし、これからの季節は、気温が低くなるので、ゆっくり入浴するなども効果的です。

そもそも心の疲れをため込まないためには

1、何事も自分だけで抱えず、人にサポートを求める

うつになりやすい人の特徴に、「人に物事を頼むことが苦手」という傾向があります。誰かに頼むくらいだったら、自分でやってしまったほうが早い、もしくは気持ちが楽、と考えて、自分で自分に負荷をかけすぎてしまうのです。それを続けていれば、パンクしてしまう原因にもなりかねません。手伝ってくれる人がいれば素直に甘えて手伝ってもらう、少々面倒でも人にお願いするなど、周りのサポートを得るようにしましょう。

2、休む=悪ではない

「休む=悪いこと」と思っている人も少なくないようですが、そうではありません。有給休暇や半休などを使って、上手に休みを取り入れましょう。家族サービスのためだけではなく、自分のために有給を活用することも大切です。

休みが取れるかどうかは職場にもよると思いますが、休みを取って周りの人に負担をかけてしまうようなことがあれば、お礼を伝えるなどの配慮があるとコミュニケーションが円滑に運びます。休みを取ったことで新たなストレスが増えないように気をつけましょう。

3、自分にとって、今最も重要なことを優先する

そのときの健康状態や家族構成、立場、職務の内容により、優先順位はつねに変化するものです。それぞれのライフステージで今の自分にとっていちばん大事なことは何なのかを自ら問いかけ、最優先事項に力を注ぎましょう。優先事項が2つも3つもあると、ストレスで心が疲弊する原因になりますので、取捨選択して絞り込むことが大切です。

心の疲れは気づきにくいので、サインを見逃さずに、手軽なリフレッシュ方法を日々の生活に取り入れていくことが重要です。ぜひリセットする習慣をつけていただき、心の疲れをため込まないようにしていただければと思います。

大野 萌子 : 日本メンタルアップ支援機構 代表理事



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