私は、別に主人の力を借りようとは思わないのよ!
1か月近く、二つの病院に居た主人。
元気そうにしているけれど、7キロも痩せて、今にも飛ばされそうな主人。
いつ、転移して、再発するのでは…と言う恐怖と闘っている主人。
留守中、私は、案外気楽に、一人暮らしを楽しんでいたから、今更、主人の手を借りようとは思わないのに…。
始終、私に張り付いていて、何かというと、手を出してくる主人。
ジャムの瓶のふたを取るとき。
足の爪を切っているとき。
踏み台に乗って、何かを取ろうとしているとき。
ゴミ出しにもついてくる。
一人でいることが不安で不安でたまらないのだろう…。
自分より、1時間でも1日でも長く生きてくれ…と、真剣に頼んでくる。
愚妻・悪妻の私を、こんなにも頼りにしているなんて…。
主人の「怖い」と思う心境が痛いようにわかる!
大丈夫! 私、元気でいるから心配しないで…と、約束した。
嬉しそうな主人の顔を見てると…。
なんだか、涙がこぼれてくる…。😢