『目立つなら、もっと目立たせよう。』という話です。
無垢フローリングのひっかき傷。通常、水で膨らませて補修しますが、戻りきらない場合、充填・着色を行うことになります。しかし、このような材に着色することには二重の問題があるのです。
①自然の木色に人工的な色を載せる事で余計に目立つ。
②日焼けにより、補修部分の周りだけ濃く変わり、色を載せた部分が余計に目立ってくる。
そこで、「もっと目立つもので隠してしまおう」という、発想の転換をするわけです。下の写真はキズの部分に節を描いています。
勿論、正攻法ではないので、ご依頼者の承諾なしには決してやりませんが、この種の材にはかなり有効な方法です。ただ、もっと絵の才能があったらなあ、といつも思います(笑)。