お客様の強い希望でお断りしきれずに、京都まで出張してきました。
往復５時間、作業時間は９０分でした。医院の鉛ドアの塗装面の面不良補修です。
こんなちいさなものだけど、中間色の調色、塗装のムラ取りという、少し高度な技術が必要なゆえプロの補修屋さんの出番となるのです。
京都は看板が地味なのが印象的でした。あと、たかばしラーメンがおいしかったです。
『目立つなら、もっと目立たせよう。』という話です。
無垢フローリングのひっかき傷。通常、水で膨らませて補修しますが、戻りきらない場合、充填・着色を行うことになります。しかし、このような材に着色することには二重の問題があるのです。
①自然の木色に人工的な色を載せる事で余計に目立つ。
②日焼けにより、補修部分の周りだけ濃く変わり、色を載せた部分が余計に目立ってくる。
そこで、「もっと目立つもので隠してしまおう」という、発想の転換をするわけです。下の写真はキズの部分に節を描いています。
勿論、正攻法ではないので、ご依頼者の承諾なしには決してやりませんが、この種の材にはかなり有効な方法です。ただ、もっと絵の才能があったらなあ、といつも思います（笑）。
わが家の小さな花壇にホトトギスが咲き始めました。
２０代、自分の道を探りながら野郎５，６人で共同生活をしていた頃、裏庭に咲いていた思い出の花。片隅の日陰でひっそりと、美しく咲いていた。
うちのはもっとしとやかに咲いてくれればいいのに、ボーボー伸びすぎです。
忘れ物
2014-10-07 | 日記
お客様の大切な財産である家で作業させていただくにあたって、後始末；清掃と消灯と戸締りは最も気を使うところです。
ある日、岐阜県関市まで遠出してサッシのキズ補修をさせていただき、帰り道、現場を出て５分ほど車を走らせた頃に、妙にそわそわしてきました。作業の後始末の記憶があいまいだったのです。「しょーがない。何か忘れ物でもしてたらもう一度来るのも大変だし」と言って引き返してみると・・・
きれいに掃き掃除がなされた現場の床に、私が使ったサンドペーパーの切れ端が１枚、落ちていました。「もっと良いものだったらよかったなー」と思いながら拾ってきました。
こんなことばかりであれば良いのですが、９人全員が同じ意識・行動をとることはなかなか難しく、粗相をしてしまうこともたまにあります。そんな時は森が率先して対処に当たり、お客様に「もう良い」と言われるまで、徹底的に対応するのがリペアマスターの方針です。
秋の夜長にこんな写真はいかがですか。M51子持ち銀河。大小二つの銀河がつながっているのでこう呼ばれています。
ハッブル望遠鏡のおかげで、こんなきれいな絵を見ることができます。
この銀河の中心核を詳細に見ると・・・
このように見えるそうです。
人が十字架にかけられているように見えます。
リペアマスターのHP内でも自己紹介していますが、森は幼少時に家の隣が教会だったこともあり、今もクリスチャンです。
キリスト教のことを超簡単に書くと、父なる神ヤハウェのひとり子イェシュア（イエス）が人として地上に来られ、すべての人の罪の為に身代わりとなって死なれたので、彼によって神との正しい関係に戻ることができるというものです。
240年前に初めて人類に知られたM51子持ち銀河。2000万光年の彼方の十字架は永遠に変わらない神様の愛を語っているように感じます。
付箋満開
2014-10-02 | 日記
リペアマスターでは新築一戸建ての引渡し前にキズ補修をさせていただくことが多いです。
朝、現場の玄関を開けたらいきなりこんな光景が。松田優作の有名なセリフ、「なんじゃこれー！」が出てきそうになりました。青いテープが花のように散らばっていますが、この一つ一つがキズのご指摘なのです。玄関先はしっかり養生をしないと、砂埃が養生シートの下に入り込むとこのようになってしまいます。
ここで気分が萎えるか、奮起するかで、この日がハッピーか否かが決まります（笑）。自分の気持ちをコントロールすることも、プロとして重要なことです。新しい家に気持ち良くご入居していただきたい。そんな気持ちを込めて作業させていただきました。
