雨期のカルカッタ。

　ろばやの紅茶ティーバッグはインドのカルカッタで作ってもらっています。

　一度、日本の静岡で、時代にのって、テトラ型のティーバッグを作ってみましたが、結局、インドで作ったそれほど立派でない、素朴で、シンプルなティーバッグの方が、アジがあるというか、武骨なろばやに似合っているようで、気に入っています。

　注文を受ければ「すぐに送るよ」と言うのが決まり文句ですが、確実に遅れて届きます。カルカッタ空港に置き去りになったこともありました。

　現在、アールグレイティーバッグが欠品中で、ご迷惑をおかけしています（特に大阪の障害者グループ様、申し訳ありません）。

　現在、注文中なのですが、なかなか届きません。今日、インドから連絡が来て、カルカッタは雨期で、「紙が乾かない」というのです。ティーバッグの包みを『手すきの紙』でお願いしているので、本当とも思えるし、半分は遅くなる言い訳にも聞こえて、ただ答えはカオスの中。

　ボク自身はこういったことに慣れていて、無いなら無いでいいやとも思うのですが、お客さんにはそうはいきません。

　ですが、カルカッタのボクの思い出のひとつは雨期の雨。紙が乾かないほどかどうかわかりませんが、ほんとにすごいのです。もう30年前ですが、初めてカルカッタに降り立ったボクはサダルストリートで大雨に合い、あっという間に膝まで水が。排水ができていないせいか、ミルミル雨がたまって行くのです。そんなことを思い出すと「紙が乾かない」は100％真実だと思うのです。（とも）