第12日目 9月3日(日) ホノルル港17時出航
8時に14階で朝食、野菜もおかずも少ししか残っていなかった(在庫が切れたか?)。お粥、茹で玉子、ハム、チーズ、野菜(オリーブの実、赤い漬物?)少々。
部屋に帰り、外出の準備完了。手続きは構内ターミナルでの持ち物検査だけ。ターミナルの外はオプショナルツアー客がバス待ちしている。
まず、チャイナタウンへ向かう、チャイナタウンからバスでワイキキまで行って帰ってくる計画である。歩いてもなかなかチャイナタウンに行きつかない。道路が碁盤の目状でないので方向感覚が無くなってくる。ハワイ銀行、ハワイテレコムを過ぎて行くと教会らしい建物が見えたので行って見ることにした。敷地の中に入るとテントで木製のロザリオ、十字架、イエス像など販売していた。アジア系の司祭がいたので「日本から来た信者です。」と挨拶すると「クルーズで来たのですか?」聞かれた。そして記念に司祭と一緒に写真を取ってもらった。
お御堂に入ると立派な教会だった、外から見た教会とまったく印象が異なる。席はほぼ埋まっていたが2人分の空きがあったので座ってミサが始まるのを待つ。すると写真を撮ってくれた中年の白人男性が小さな貝でできたレイを「訪問してくれた記念のプレゼントです!」と言って渡してくれた。思いがけず嬉しかった。
ミサは10時に始まった、初めに平和の挨拶のように皆で挨拶をする。進行はほぼ同じだが違う所もある。パンフレット見ながら何とか一緒に祈れるように頑張った。一緒に歌えたり、唱えることが出来ると同じ信者としての一体感を感じた。1時間ほどでミサが終わり教会を出る。
海が見えたので海岸で休むことにした。海岸では釣りをしている人がいた。岩場があったので裸足になって海水に足を浸けた、暖かく気持ち良い。ハワイの海に足を入れたがハワイで泳いだことになるだろうか。
ホノルル街の裏通りは、見たことがない花や野生の鳥に出会え楽しいが、時に、ゴミが散らかっていたり、ベンチに座っているホームレスに出会う。ハワイの裏の顔だ。垢だらけになったボロボロの服と少しの荷物を持っている。時々何かうめいている。数人見たが全員何故か白人だった。
パシフィック・ワールド号が見えたので帰船することにする。港近くで魚に餌をあげていたので覗くと小さな魚が珊瑚の周辺に集まって餌を食べていた。港で珊瑚に出会い驚いた。停泊しているアロファタワーの周辺の店は殆ど休業、アラモアナセンターのような大型施設に客を取られているのか。
アロハ・タワーを覗くとハワイの歴史を図を使って紹介していた。1800年代は原住民同士の激しい争いもあったようだ。平和な楽園ハワイのイメージに相応しくない歴史、ハワイの別の姿を垣間見たような気がした。
帰船し、部屋に荷物を置き、パスポートを預けてレストランで昼食。一緒になった方々は静か、疲れた様子だったので聞いてみるとそうだとのこと。私達より若い様だが歩き疲れたようだ。
メニューはサラダ、スープ、ハンバーグカレー、コーヒーのセット、お腹が空いていたので美味しく食べた。部屋に戻り、出来事を思い出し記録する。少し疲れたので昼寝をする。
17時の出航時間が来てもなかなか出航しない、皆、甲板に集まって辛抱強く待っている。2時間位経って船はようやく埠頭を離れ大きく旋回し船首を港の出口に向け動き出した。ホノルルは既に美しい夜景に変わっていた。次は10日間ほどの航海を経てメキシコだ。何が見られるか楽しみだ。
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