超大型台風１０号迫る。高知で緊急「天変地異調伏祈願」開催。

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台風１０号が、西日本を北上中です。

この台風１０号の大きな特徴は、「超大型の強い台風」ということです。

台風も性格がありまして、その性格の違いによって、注意すべきポイントが違って参ります。

よく台風のことを、小型とか大型と評しますが、これは「強風域」の大きさを表します。

強風域というのは、風速が秒速15m以上吹いている範囲です。

下の画像で示す、黄色線で描かれた今回の１０号台風の強風域は、ほぼ日本全域を覆うレベルですので、相当な大きさです。

ですので、台風より遠い地域であっても、影響を受けると思っていただいた方がよろしいです。

大型台風ですと、むしろ中心が直撃した方が、被害が少ないことも多いのです。

ちょうど洗濯機の渦の中心が、それほど水流がないのと同じで、中心よりも外側が要注意です。

また、サイズの大きい大型台風の方が、エネルギー総量としては大きくなります。

そして、たっぷりと雨雲を有した、「雨台風」になることが多いです。

今回気象庁は、１０００ｍｌ級の大雨を警戒しているようです。

１０００ｍｌと言えば、雨大国高知の年間総雨量の3分の１に当たりますが、これが全国どこで降るかは、今のところ未定です。

つまり影響する範囲がとにかく広いので、高波や豪雨などが、台風の遠方でおこることがあるわけですね。

 

しかしエネルギー総量は多いので、上陸しても勢力が落ちず、長く影響が続くことが多くなります。

強いとか弱いというのは、主に気圧を見ればわかります。気圧の低い台風ほど、強いわけですね。

現在の台風１０号の気圧が、９６５hpa（ヘクトパスカル）ですから、結構強いです。

一方、小型台風はと言うと、エネルギー総量は大型台風より小さくなります。

そして雨よりも、むしろ風に注意です。風の強さなら、大型台風より、小型台風の方が強いのですね。

なぜかと申しますと、小さなサイズで、気圧が低いので、周囲との気圧差が大きいわけです。

気圧差が急勾配なのが、小型台風の特徴です。

水の流れでも、緩やかな傾斜のところなら、水は緩やかに流れますが、急勾配のところなら、一気に流れていきますよね。

風も水も電気も、そして人の心も、流れやすい方に流れますので、気圧が急勾配の小型台風は、滅法風が強いのです。

大型台風が”大河”なら、小型台風は言わば”滝”のようなものです。

ただ、その範囲が限定されますので、遠方の地域では、ほとんど影響はありませんし、持ちエネルギーが少ないので、上陸すれば、エネルギー源である暖かい海からの上昇気流が絶たれ、急速に弱体化する傾向があります。

このように、超大型１０号は、強い雨による影響が、長期間、しかも広範囲に降る可能性が高いです。

しかも、日本本土に近づくまで、勢力をほとんど落としておらず、むしろ、勢力を強めて、日本に近づいています。

また時節は大潮。

つまり、潮の満ち引きの差が最も大きい時期ですので、気圧が下がることによる、海水面上昇と重なれば、高波や高潮にも警戒が必要です。

高知支部では、明日１４日、11時～11時45分、緊急で「天変地異調伏祈願」を開催させていたくと連絡がありました。ご参画いただけます方は、1口500円を支部にご奉納くださいますようお願いいたします。

天意がいかなるかはわかりませんが、無事に台風が通り抜けていただけますことを、心より祈念申し上げます。

本日は経典『常勝の法』（大川隆法著　幸福の科学出版）より、光明思想と智恵について綴られた一節をご紹介いたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ばく）

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大川隆法講演会「人生に自信を持て」特集 天使のモーニングコール　1454回 (2019/8/10・11)

 

映画『世界から希望が消えたなら。』予告編【2019年10月18日ロードショー】

 

　https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=144

以前、小渕元首相が国会で演説した言葉のなかに、光明思想でよく出てくるたとえ話がありました。それは、「一つのコップのなかに水が半分入っている場合に、『水が半分しかない』という見方もあれば、『半分もある』という見方もある」というものです。（中略） 　

コップのなかの半分の水を、「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るかという、ものの見方によって、人生観が変わり、幸・不幸も変わってくるということは、個人においては言えると思います。（中略）

これは光明思想の出発点の一つです。「与えられていることに感謝する」ということは、宗教的な観点から言えば、充分にご利益のある考え方ではあります。 　

ただ、ここに一つ、落とし穴があるのです。「自分はこういう見方をする」というのは、個人としてはよいのですが、たとえば、一国の政治を預かる者や、一国とは言わないまでも、従業員が百人以上の会社や大きな組織などを預かる者としては、「コップに半分しか水がない」という事実そのものは変えることができないことを見逃してはならないのです。（中略）

客観的事実は変化しないという点を見逃したときに、組織のリーダーとしては致命的な失敗を犯すことがあるのです。 　そうした失敗をもたらすものの一つが、戦争で言うと、たとえば兵姑を無視する思想です。「コップに半分も水がある」という考え

方を突き詰めていくと、先の太平洋戦争のときの日本軍の考え方につながるものがあります。（中略）

大勢の軍隊が移動する際の食糧ということで考えた場合には、非常に大きな問題になります。食糧の量によって、「何人が何日間、行軍できるか」ということは、だいたい計算が立ちます。それを計算しない人が指揮をとったならば、いくら「考え方一つだ」と言っても、それは死の行進になるはずです。 　

「考え方一つだ」という思想は、個人の勇気づけには充分に使えるのですが、組織という面では違ってきます。どのくらい持ちこたえられるかを計算することは、単なる臆病の論理や、光明思想に対する暗黒思想とは違います。それは智慧の部分に当たるのです。

たとえば、地震等の天変地異には、当然、人心の荒廃や天上界の怒りも影響はしますが、その被害を小さくするためには、少なくとも耐震構造を持った建物や高速道路であることが必要です。

手抜き工事をしたものまで仏神が加護することはありません。仏神は、そこまでは考えていないのです。壁のなかにコンクリートが詰まっていなかったり、鉄筋が入っていなかったりするのに、奇跡によって救おうと力を尽くすような仏神はいません。やはり一定の強度が必要なのです。 　

したがって、光明的なものの考え方は、個人を出発点としたときには非常に有用で大事なものですが、大勢の人が生き、あるいは戦い、事業をし、成功しなければいけないという局面においては、安易な考え方が失敗につながり、悪を呼ぶことがあるのです。「天国的な思想が地獄的なものに転化することもある」ということを知らなければいけません。

『常勝の法』（大川隆法著　幸福の科学出版）Ｐ251～258