(幸福の科学月刊誌 大川隆法 オープニングメッセージより)
あなたは、なにゆえに反省が大事だと思うか。
なにゆえに自らを省みる必要があると思うか。
そのことについて深く考えてみたことがあるか。
反省は二つの面で重要である。
第一は、反省には「許し」が伴うという面である。
仏は人間に自由意志を与えられた。
しかしこの自由意志は、時として相互に衝突し、人間関係に「歪み」を生じさせる。
この「歪み」のことを「悪」というのだ、と私は説いている。
ならば、なぜ悪の原因となる自由意志を仏は人間に与えられたのか。
この事実を不可解に思う人もいよう。
しかし、人類最高の悦びの一つである創造の悦びは、自由意志に起因するのである。
この愛ゆえに、仏は自由意志を与えられたのだ。
そして、この悦びの裏面に生ずる悪という名の哀しみを除去するために、反省という方法を与えられたのだ。
反省に伴う「許し」が、結局、仏の慈悲そのものであることを、人びとは気づくであろう。
第二の重要面は、反省には「進歩」が伴うということだ。
自分の過去を悔やむ消極的反省だけが反省ではない。
反省には積極的反省もある。
未来の肯定的、発展的な自分づくりのための反省である。
この反省には限りがないのだ。
反省の根本はこの二点にある。
深く深くこの仏法真理に穿ち入れ。
さすれば、仏の光明、必ずや迸り出でて、汝を光にて飾らん。
人間関係の苦しみ ―大川隆法総裁 心の指針112―
大川隆法 幸福の科学グループ創始者 兼 総裁。
1956(昭和31)年7月7日、徳島県に生まれる。東京大学法学部卒業後、大手総合商社に入社し、ニューヨーク本社に勤務するかたわら、ニューヨーク市立大学大学院で国際金融論を学ぶ。
81年、大悟し、人類救済の大いなる使命を持つ「エル・カンターレ」であることを自覚する。
86年、「幸福の科学」を設立。信者は世界100カ国以上に広がっており、全国・全世界に精舎・支部精舎等を700カ所以上、布教所を約1万カ所展開している。
説法回数は3,150回を超え(うち英語説法150回以上、公開霊言・リーディング1000回以上)、また著作は31言語以上に翻訳され、発刊点数は全世界で2,650書を超える。『太陽の法』(幸福の科学出版刊)をはじめとする著作の多くはベストセラー、ミリオンセラーとなっている。
また、映画「宇宙の法-黎明編-」(アニメ・2018年10月公開) 、「僕の彼女は魔法使い」(実写・2019年2月公開) 、「心霊喫茶『エクストラ』の秘密 -The Real Exorcist-」(実写・2020年5月公開) 、「奇跡との出会い。―心に寄り添う。3―」(ドキュメンタリー・同年8月公開予定)、「夜明けを信じて。」(実写・同年秋公開) など、20作の劇場用映画の製作総指揮・原作・企画のほか、映画の主題歌・挿入歌等、100曲を超える作詞・作曲を手掛けている。
ハッピー・サイエンス・ユニバーシティと学校法人 幸福の科学学園(中学校・高等学校)の創立者、幸福実現党創立者兼総裁、HS政経塾創立者兼名誉塾長、幸福の科学出版(株)創立者、ニュースター・プロダクション(株)会長、ARI Production(株)会長でもある。
映画 「夜明けを信じて」公式サイト https://yoake-shinjite.jp/