既にVRM4は10パッケージ以上の製品が販売されており、初めて購入するユーザーにとってはどれを最初に購入すべきか迷うのは当然のことでしょう。これは会議室にもよく出てくる話題です。VRMFAQには、
VRM4シリーズでは、手軽に始めるためのパッケージとして「小田急ロマンスカー VSE」をリリースしています。簡単なレイアウトを構成できるパーツとロマンスカーVSE全形式を収録したパッケージです。VRM4シリーズを本格的に始める場合は、TOMIX規格の第2号または、アイマジック規格の第0号、第6号からスタートすると確実です。
と書かれていますが、
①VSEは低価格というだけがメリットで、はじめてVRMを扱う人が楽しめるに足る部品数があるようには思えない。
②第0号と第6号はレールが充実はしているが、収録ストラクチャーに偏りがある。
③第2号は高価だが、これだけTOMIX規格で独立しており、レール&ストラクチャーもバランスよく、充分に収録されている。
という印象を持っていますので、「やはり初期導入パッケージには第2号が一番良いかな」と判断しました。
ネットVRM界隈では第4号の人気が高く、これを推奨する傾向もありますし私もそうでしたが、最初の1本ということになるとこれは少々宜しくないなと気が付きました。これはVRM4CVを始めてから暫く経ってのことですが、「ユーザーはまず線路が敷きたい」という極めて当たり前の欲求があるようです。故にレールの種類が少なく、フレキシブルレールも収録されていない第4号は1本目ではなく2本目以降として推奨すべきものであるでしょう。
そして、もう1つ頭に置いておかねばならないことは、誰もが複数のパッケージを購入するという訳ではないということです。はじめてVRMを購入した人はその購入した1本だけでVRMというものを判断するでしょうから、複数パッケージの所有を前提とした楽しみ方を訴えようとしても、それには無理があるだろうと感じます。つまり、1本目のパッケージだけでVRMの楽しみ方を味わい、それに満足してはじめて他のパッケージも購入しようという気になるでしょうから、その1発目で如何に楽しめるようにしておくかということが重要だろうと考える訳です。
アイマジック社がリニューアルしただけの第2号を雑誌等で宣伝して結構力を入れていたことを見れば、恐らくアイマジック社も同様のことを考えているのだろうと私は想像しています。
で、第2号収録のサンプルレイアウトは最近のサンプルレイアウトとは違い、それなりに楽しめるようにはなっていますが、まだ表現力が足りない気がするので、「LAYOUT SUPPORT BOOK」を使ってこれを補い、第2号さえ持っていれば誰でも楽しめるようにしておこうという意図がある訳です。
まだ続きます。次回は表現方法や公開先についてです。
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