粗茶ですね

ゆるい日々

貸されてやるとしようかね

2010-07-02 19:50:15 | インポート
つくもがみ貸します (角川文庫) つくもがみ貸します (角川文庫)
価格:¥ 580(税込)
発売日:2010-06-23

お江戸の片隅、お紅と清次の兄弟2人で切り盛りする小さな店「出雲屋」。
鍋、釜、布団となんでも貸し出す店ですが、よそにはない奇妙な品も混じっているようで・・・。

畠中恵さんの「つくもがみ貸します」です。
タイトルどうり付喪神が登場する話ですが、「しゃばけ」シリーズのように妖たちが進んで若だんなに力を貸すような話とは違いまして。
こちらでは付喪神は付喪神、人は人と線引きがありましてお互いに会話をするようなことはありません。
ただこの付喪神たちおしゃべり好きでして、店に客がいないと貸し出されたさきの事をペチャクチャとしゃべりだす。
兄弟達はその話を聞きながら、起こった騒動に考えをめぐらせて行くと。
妖が登場しながらも「しゃばけ」とは違った感じで面白かったです。
「しゃばけ」シリーズが好きな方はこちらも読んでみては。

コメント
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