粗茶ですね

ゆるい日々

霊能(脳?)鑑識

2011-12-16 20:30:35 | インポート
ゴースタイズ・ゲート  「イナイイナイの左腕」事件 (角川ホラー文庫) ゴースタイズ・ゲート 「イナイイナイの左腕」事件 (角川ホラー文庫)
価格:¥ 660(税込)
発売日:2011-11-25

警察庁科警研心理三室。ここの目的は、霊能力者とその脳機能パターンを鑑識に導入すること。
現場に煙たがれながらも今回、心理三室が投入されたのは人間離れした殺人事件。

前に「心霊特捜」という心霊と警察捜査が関わった小説を読みましたのでコレもちょっと面白そうだなと読んでみました。
「心霊特捜」のほうは一風変わった警察小説という軽く読める感じの本だったのですが、コレはまたちょっと違った本でした。
ケース1と2が書かれているのですが、ケース1は事件こそでてくるのですがほとんど心理三室の脳機能パターンのとり方の説明。
脳機能に関する説明がたくさんでてきてかなり置いてきぼりをくらいましたが、まあなんとか読んでいけます。
本番はケース2のほうですね。
素手で頸部を抉るという人間離れした事件が発生し、捜査に行き詰った本部が心理三室の投入にふみきると。
事件の解明に向けてやはり脳機能に関する説明はでてくるのですが、ケース1に比べそれほど置いてきぼり感はなく、物語りとして面白かったです。
ケース1では今ひとつわからなかった登場人物の関係も説明されますし。

専門的な説明が多いのですが、難しすぎてまるでついていけないということはありませんので結構面白く読めました。
一見霊的なこともこういう説明がなりたつのかと。
登場人物のキャラもたってますのでシリーズ化期待で。
次も読んでみたいです。

コメント
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