『悪行の聖者 聖徳太子』 篠崎紘一 角川文庫
厩戸皇子の半生?をドラマティックに描いた作品。
いまや、社会の教科書からも「聖徳太子」の名が消されているという噂の彼ですが、もし実在していたのだとすれば、こんな人だったのかもしれないな、と思わせるリアリズムでした。
驚いたのは、蘇我馬子が、物語終盤になると心を入れ替えて善人になっていることです。
そういえば、先日NHKの「100分で名著」で、古事記が取り上げられていましたが、人は「死」を臨体験することで何か成長したり悟ったりする、と信じられていたようですね。
実際に死んでしまうとどうにもならないけれど、「死」を感じること、挫折を味わうことは、いつの時代も重要視されているということでしょう。
まだ、死を感じたことも、耐え難い挫折に苦しんだこともない私は、きっと半人前に違いない。
でも、挫折が怖くてついついどこかで妥協してしまう。
強く、優しくなりたいものです。
せめて、通勤電車が混んでいてもイライラしないくらいには、強くなりたい(笑)
厩戸皇子の半生?をドラマティックに描いた作品。
いまや、社会の教科書からも「聖徳太子」の名が消されているという噂の彼ですが、もし実在していたのだとすれば、こんな人だったのかもしれないな、と思わせるリアリズムでした。
驚いたのは、蘇我馬子が、物語終盤になると心を入れ替えて善人になっていることです。
そういえば、先日NHKの「100分で名著」で、古事記が取り上げられていましたが、人は「死」を臨体験することで何か成長したり悟ったりする、と信じられていたようですね。
実際に死んでしまうとどうにもならないけれど、「死」を感じること、挫折を味わうことは、いつの時代も重要視されているということでしょう。
まだ、死を感じたことも、耐え難い挫折に苦しんだこともない私は、きっと半人前に違いない。
でも、挫折が怖くてついついどこかで妥協してしまう。
強く、優しくなりたいものです。
せめて、通勤電車が混んでいてもイライラしないくらいには、強くなりたい(笑)
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