蝦夷犬(エゾイヌ)

奥羽越列藩同盟の東北北海道さらに新潟県をテーマとして、地域の新聞から記事を選び、勝手なことを書きたいと思う。

細胞増殖 生きたまま観察 東北大グループ 実験用マウス開発

2023-06-15 16:28:00 | 日記
河北新報電子版 朝刊
2023年6月15日 24/26

今回東北大グループが、世界で初めて細胞増殖を生きたまま観察する実験用マウスを作ることに成功した。
調べたい細胞が増殖すると、ルシフェラーゼと言う酵素を作って血液中に放出する。
この酵素の量を血液検査で直接見ることが可能である。

糖尿病のインスリンの分泌細胞の増殖、がん細胞の増殖の抑制効果を見るなど、様々な病気の治療法の効果を、これまではそれぞれの臓器などを見ることで調べていたが、今後は血液検査で同一の個体での経過を直接見ることが可能になり、どれほど研究の速度や貢献することができるかを考えて見れば、ワクワクする。

私は病気の問屋のように様々な病気に罹患してきた。
元はと言えば中学生の時に医師のミスで血管が切られ10時間以上の出血と2000cc以上の輸血によって、当時の非A非B肝炎を誘発し、約40年以上C型肝炎で苦労した。
今回のマウスが作られていたなら、効果的なインターフェロン製剤の開発が速やかに出来て、苦労することも相当に軽減されていただろう。

昨日、一年以上かかった歯科治療が終了した。
食いしん坊で呑兵衛なので、歯のメンテナンスが終わりに近づくにしたがって、どれほど美味しく様々なものを食べることが可能になったか、自分ながらびっくりする。
蕎麦っ食いなので、蕎麦をすすれない間の辛いこと。
ラーメンなども同様で、旨さは半減していた。
食い物の話を書き出すと、いつ止むとも知れぬ土砂降りにご招待してしまうので、自制させていただくが、ここ20年以上もグズグズ食っていたのが、自由に食うことが出来るので、おそらくは数年だけであろうが、人生の最後に実に嬉しい状況を迎えることができたと言って良い。

本題に戻ろう。
様々な病気での入退院による時間のロスが、今回のマウスが開発されていたなら、おそらく胆嚢の全摘とか、心臓のキリキリとした痛みが発作的に一日数十回などという恐怖は味合わずに済んだハズ。
どれだけ生きることを楽しめたか分からない。
このような基礎研究の重要なものが、政府の方針で阻害され続けているのは残念だが、それでさえ開発できる日本の研究者達に心から敬意を表したい。

この研究チームに、ありがとうと申し上げる。
素晴らしいことでした。