Runrun日記

楊令伝1~3 確定申告完了しました

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 今朝の散歩の後、e-Taxで確定申告を済ませました。スマホでする人も多いらしいけど、爺の私は、あんな小さな画面では出来ません。パソコンでICカードリーダライタを使います。毎年少しづつ画面が変わって来ますが、今年は密かにマイナーポータルと連携させたいよう。(笑) マイナーポイントは難しそうで使えません。

 相変わらずの朝散歩。公園2周を6400歩。
 池の浚渫工事は、池の中程に向かって進んでいるようです。今年はだめだけど、来年はカモ達、来てくれるのでしょうか。

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北方謙三 著 『楊令伝 一 玄旗の章』 集英社文庫
北方謙三 著 『楊令伝 二 辺烽の章』 集英社文庫
北方謙三 著 『楊令伝 三 盤紆の章』 集英社文庫

 
 やっぱり、北方水滸伝の続きだった。梁山泊炎上から三年後。梁山泊軍の生き残り達は、梁山湖に沈められた軍資金の銀を密かに引き上げます。渤海に浮かぶ無人島・沙門島に集まり今後の事を話します。しかし何かが足りない。頭領となる人です。
 江南の太湖に浮かぶ島・洞庭山、さらに南の洞宮山に拠点を作ります。北では呼延灼、張清、史進たちが流浪の軍を組織していた。北と南は船で行き来する道を作り、軍資金は日本への交易などで作ろうとしていた。

 女真の地では、幻王と呼ばれる精強な軍が、金王阿骨打を助け、金王に逆らう女真族や遼と戦い滅ぼしていきます。幻王って誰? 幻王こそ楊令だとみきわめた燕青や武松は、北に潜入。ついに幻王こと楊令に会います。

 北では、金国と遼が戦い、金国と宗とは、燕京は宗軍が攻め、それ以外の遼国内は、金国が攻め落とすという盟約を結びます。幻王は、遼の拠点を次から次へと攻め落とします。
 南では、方臘を首魁とする宗教団体が反乱を起こします。なんと、嫌われ者の呉用が潜入し方臘の軍師役を果たしています。宋の軍が、南北の混乱の中、力を落としていけば、梁山泊は優位に立てる?
 宗の金軍は二つに分かれて進軍します。北へは趙安の軍、南に童貫の大軍。果たして・・・?
 梁山泊は北に塞を築き、ついに楊令を頭領として迎えます。
 呉用が危ないと見た燕青と武松は、救出に向かいますが…?
 三巻はここまでですね。先を読まずにはいられません。

 楊令伝では、新しい登場人物が出て来ます。かっての梁山泊の人達は年老いて来ています。代わりにその二世が育ってきています。宋と梁山泊の戦いが縦糸ならば、それにかかわる人の心の内が横糸になって紡いでいきます。この小説は面白い。

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