ラスト近くの戦いの場面や最後のミニショーだけでも通いたい花組イケメン若手大活躍の舞台でした!💖
宝塚バウ初主演の聖乃あすかさんにピッタリの今回の舞台「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」
副題の如くまさに王冠に導かれし男。
王に成るべくしてなったランカスター家のヘンリーでした。
先行画像やフライヤーでは影のある男かと思いきや、ほのかちゃんらしく、真っ直ぐで爽やかな好青年ヘンリーでした。
一幕はランカスター家とヨーク家の人間が入り乱れ、ヨーク家のグラスター公の欲望が際限なく、悪の権化として描かれて、グラスター公に扮した優波さんのインパクトがかなり強い!
更に腹にイチモツある感じのスタンリー公の一之瀬航季さんの存在感が半端なく、オペラで追うのは、はなこちゃん❣️💕
一幕はグラスター公の意向により、殺される人が続出して終わった感じ。
二幕目はご都合良く、唐突感がありながら、あっという間にヘンリーが薔薇戦争に勝利して終了❣️
ヒーロー、ヒロインが結ばれて、メデタシ、メデタシ!
何だか良い感じみたいな終わり方ですが…登場人物の心情があまり描かれておらずに、薄いお芝居に感じてしまいました!
出演者の皆さんは熱演で一生懸命なのは伝わるけれど、これは脚本のせいだと思います!
竹田悠一郎先生のデビュー作に偉そうに言ってスミマセンが、もっとそれぞれ登場人物の心の動きを描いて欲しかった。
特にヘンリーの心の動き。
表面だけ好青年だけでなく、母親への想いやイザベルに対する想い。
何故、イザベルに惹かれたのかな?(笑)
そして、そのイザベル…色々な気持ちを抱えて、ヘンリーに会いに来たはずだけど、そこのところがイマイチ分からずじまい。
しかも、心情的な変化が一番ある役のはずなんだけど、そこをもっと描いて欲しかった!
でも、研2でヒロインに抜擢された星空美咲さんは大健闘していました!👏👏👏
そして、やっぱりさすがの存在感だったのは、柚長こと専科の万里柚美さん!
マーガレット王妃。
所作はもちろんのこと、セリフのない部分でも王妃の心情や苦しみが伝わる素晴らしいお芝居!
星組以外で柚長を観るのは初めてだけど、全く違和感無しでした!
柚長さん!好きなので花組での舞台姿が観られて嬉しかったです!
なんだかんだ言いながらも、満足した花組宝塚バウ「PRINCE OF ROSES-王冠に導かれし男-」でした❣️
改めて、聖乃あすかさん!
宝塚バウホール公演初主演!おめでとうございました❣️🎉🎉🎉
【画像はお借りしました】