【宝塚歌劇公式ホームページより引用】
サイエンス・フィクションラブ・ストーリー
『アイラブアインシュタイン』
作・演出/谷 貴矢
20世紀中盤、天才科学者アルバートが開発したアンドロイドは、人々の生活になくてはならないものになっていた。
世俗の喧騒を逃れ隠遁生活を送るアルバートのもとに、ある日、エルザというアンドロイドが助けを求めにやって来る。働き口を奪われた人間達による反アンドロイドの機運が高まる中、人間と平和に共存する道を模索する為、自分たちにも感情を与えて欲しいというのだ。
エルザに亡き妻ミレーヴァの面影を見たアルバートは、科学者仲間であるトーマスの力も借りつつ、エルザに感情を与えようと奮闘する。ひたむきで純粋なエルザに次第に惹かれていくアルバートだったが、エルザはどうしても「愛」の感情だけは理解することが出来なかった。
愛とは何かと問われたアルバートは、ミレーヴァをどんな風に愛していたのか、どんな感情だったのかを伝えようとするが、何故かどうしても思い出せないのだった…。
果たして、「AI」は、「愛」の感情と「I(自我)」を持つ事が出来るのか。瀬戸かずや主演でお届けする、サイエンス・フィクションラブ・ストーリー。
なお、この作品は、演出・谷貴矢の宝塚バウホールデビュー作となります。