「これうちの子のにめちゃくちゃ似てない?」
と、とある画像と一緒に送られてきた。
そこには画像元のリンクも一緒に貼り付けてくれてた。
それよりも画像の方だ。
うん。似てる。
似てるなんてもんじゃない。
うちの子のか?
そう感じてしまうほど酷似していたのだ。
まだドクターからの診断も何も無い。
診断がないというのも不安な物だ。
うちの子の心臓は何か重大な物を抱えているのか?
それとも成長過程であって、大丈夫な物なのか?
ドクターは毎度「うーん」と言葉を濁しているようにも感じていた。
しかし私も妻も初めての子。
経験がない以上はドクター以上に信用出来る物を何一つ持ち合わせていなかった。
少しでも参考に…もしかして自分たちの中で何か理解出来る部分もあるかもしれない。
そう思い、リンクをタップする。
…。
……。
………。
人間とは、色んな状況で、最悪を想定する生き物だと、私は思っている。
私は一旦、リンクを閉じて、妻に
「めちゃくちゃ似てるやん」
と送った。
妻も普段は、「なるようになるさ」体質で、肝が割と座っているタイプなのだが、何故かふと気になって調べてみたようだ。
私も検索をかけてみようと思い
「胎児・心臓・左側・小さい」
と検索をした。
同じ症例がそこには、出てきた。
あくまで疑惑。
それも、医療知識もない夫婦の。
我が子を思うばかりについ調べてしまったのだ。
そこには、
「左心低形成症候群」
の文言が、たくさん出てきたのだ。
その中に、「難病情報センター」の文字すらあるではないか。
私は、いつもより目がかっぴらき、息をするのも一瞬忘れるほどの衝撃があった事を覚えている。
読む。
読む読む。
読む読む。
検索して、その症例の名が出ている記事はだいぶ読んだと思う。
YouTubeでも調べた。
手術のやり方や用語の話も含めて。
「本当にうちの子がこれだったら…」と思うと、その日は不安とこの子の産まれてからの未来を思うと。
人間とは、色んな状況で、最悪を想定する生き物だと、私は思っている。
それは、もちろん私もだ。
最悪を想定すると、耐えられず、涙が溢れてしまった。
しかし、それは、まだドクターから診断されたわけではない。
違う違う。
そんなわきゃーない。
めちゃくちゃ低い確率だ。
難病?なーに言ってるだ?
とは思うが、画像とうちの子のエコー検査での心臓の形。
見れば、見るほどに。
不安を通り越して笑っちゃうくらいに
「似ているよ」
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