昨夜の風呂上りの綿棒タイムから、左耳の中より何だかガサゴソという異音が聞こえはじめた。
「すぐに聞こえなくなるだろう」
そう思っていたのだが、今日も一日中ずっと異音が鳴っていた。
会社帰りに近所の耳鼻科に行くことに。
40人待ちだという。
一旦、外に出て駅そばで腹ごしらえ。
お月見をした。
お月様、形が崩れてしまった・・・。
再度、耳鼻科に行くとすぐに名前を呼ばれた。
診察の結果、髪の毛が絡まっている大きな耳垢が鼓膜付近に落ちてしまったもよう。
右耳も耳垢を取ってもらったので地獄耳になったとさ(音がクリアに聞こえる!)。
耳鼻科医に「海で泳いでも平気ですか?」と行き先を告げたうえで尋ねたら、「勿論。安心して楽しんできて」と言われた。
そう!バケーションまであとちょっと\(^o^)/
自分の耳鼻科デビューは3歳のころ。
山川耳鼻科がまだ雀宮駅前にあった頃、風邪を引くたびに中耳炎になっていて通院。
耳の穴にできたかさぶたをめくる中毒に溺れてしまった私は、血が染まった指を母に見つかっては怒られていた。
耳鼻科の思い出。
帰宅後に本を携えて風呂場へ。
有吉佐和子先生の「青い壺」、読了。
一つの青い壺をめぐる13つの短編集。
壺が譲られ、売られ、盗まれ、幾多の人々の手を渡っていく様子を描いた作品である。
登場人物の生活や心理に説得力があり、読み応えがあった。
ぜんぶいいんだけど、やっぱり第五話の緑内障・白内障の母を引き取る娘の話が一番好き。
第九話の女学校の卒業から半世紀後、インテリおばあちゃんたちが久しぶりに京都で集まる話もおもしろかった。
第十二話、お金持ちの患者が捨てた見舞い用のバラの花びらを集めて乾燥させて枕を作り、多幸感MAXで眠りにつく病院清掃員の老婆もアツかった。
平積みされてて、煽るような帯に惹かれて買った私はこの本の思う壺…。
でもたぶん、この先何度も読み返すと思う。
同じオムニバス形式の手法を取る林真理子先生の「みんなの秘密」(吉川英治文学賞受賞作品)は、この「青い壺」の影響を受けて書かれたそうだ。
↑
大学時代、バイト代で買った。初版。
さて。今回の旅にはどの小説を御供にしましょうか。
「すぐに聞こえなくなるだろう」
そう思っていたのだが、今日も一日中ずっと異音が鳴っていた。
会社帰りに近所の耳鼻科に行くことに。
40人待ちだという。
一旦、外に出て駅そばで腹ごしらえ。
お月見をした。
お月様、形が崩れてしまった・・・。
再度、耳鼻科に行くとすぐに名前を呼ばれた。
診察の結果、髪の毛が絡まっている大きな耳垢が鼓膜付近に落ちてしまったもよう。
右耳も耳垢を取ってもらったので地獄耳になったとさ(音がクリアに聞こえる!)。
耳鼻科医に「海で泳いでも平気ですか?」と行き先を告げたうえで尋ねたら、「勿論。安心して楽しんできて」と言われた。
そう!バケーションまであとちょっと\(^o^)/
自分の耳鼻科デビューは3歳のころ。
山川耳鼻科がまだ雀宮駅前にあった頃、風邪を引くたびに中耳炎になっていて通院。
耳の穴にできたかさぶたをめくる中毒に溺れてしまった私は、血が染まった指を母に見つかっては怒られていた。
耳鼻科の思い出。
帰宅後に本を携えて風呂場へ。
有吉佐和子先生の「青い壺」、読了。
一つの青い壺をめぐる13つの短編集。
壺が譲られ、売られ、盗まれ、幾多の人々の手を渡っていく様子を描いた作品である。
登場人物の生活や心理に説得力があり、読み応えがあった。
ぜんぶいいんだけど、やっぱり第五話の緑内障・白内障の母を引き取る娘の話が一番好き。
第九話の女学校の卒業から半世紀後、インテリおばあちゃんたちが久しぶりに京都で集まる話もおもしろかった。
第十二話、お金持ちの患者が捨てた見舞い用のバラの花びらを集めて乾燥させて枕を作り、多幸感MAXで眠りにつく病院清掃員の老婆もアツかった。
平積みされてて、煽るような帯に惹かれて買った私はこの本の思う壺…。
でもたぶん、この先何度も読み返すと思う。
同じオムニバス形式の手法を取る林真理子先生の「みんなの秘密」(吉川英治文学賞受賞作品)は、この「青い壺」の影響を受けて書かれたそうだ。
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大学時代、バイト代で買った。初版。
さて。今回の旅にはどの小説を御供にしましょうか。