環境省は22日、野生繁殖に向け、新潟県佐渡市で放鳥した国の特別天然記念物トキの卵が孵化(ふか)したと発表した。
ひな1羽が確認され、親鳥がひなに給餌する様子も見られた。トキの卵が自然界で孵化するのは、1976年に佐渡島内で確認されて以来、国内では36年ぶりで、放鳥トキでは初めて。
環境省佐渡自然保護官事務所によると、ひなが誕生したのは、3歳雄と2歳雌のペア。佐渡島内では今春、このペアを含めて15組が巣を作り、このうちの10組が卵を温める「抱卵」をしている。トキは1度に3~4個の卵を産むため、今後も孵化する可能性もある。
生まれたばかりのひなは通常、体重約60グラムで、生後40日ほどで親鳥と同じ1・5キロ近くまで増え、飛べるようになるという。巣立ちまで迎えられれば、自然界では38年ぶりとなる。
ひな1羽が確認され、親鳥がひなに給餌する様子も見られた。トキの卵が自然界で孵化するのは、1976年に佐渡島内で確認されて以来、国内では36年ぶりで、放鳥トキでは初めて。
環境省佐渡自然保護官事務所によると、ひなが誕生したのは、3歳雄と2歳雌のペア。佐渡島内では今春、このペアを含めて15組が巣を作り、このうちの10組が卵を温める「抱卵」をしている。トキは1度に3~4個の卵を産むため、今後も孵化する可能性もある。
生まれたばかりのひなは通常、体重約60グラムで、生後40日ほどで親鳥と同じ1・5キロ近くまで増え、飛べるようになるという。巣立ちまで迎えられれば、自然界では38年ぶりとなる。