福島第一の注水量低下、配管の削りかすが原因か
読売新聞 9月6日(木)21時5分配信
福島第一原子力発電所1~3号機の原子炉を冷やす注水量が必要量を下回った問題で、東京電力は6日、ポリエチレン製配管の削りかすが弁や配管などに詰まった可能性が高いと発表した。
東電はこれまで、鉄さびが配管につまった可能性を示唆していたが、注水量の低下は、処理した汚染水を冷却用タンクに移す全長2・7キロ・メートルの配管を8月30日にポリ塩化ビニール製からポリエチレン製(直径15センチ・メートル)に切り替えた後に起こったことを重視。削りかすは配管の切断作業などで出たとみられる。タンク内や、冷却装置のフィルター部分からは、削りかすとみられる白い物質が見つかっている。