大阪龍馬会

1987年に創立して2017年は創立30周年。龍馬好きの集まった大阪龍馬会が龍馬会の活動をお知らせします。

「豪快」絶賛 勝海舟、山岡鉄舟へ友情の掛け軸 人物画と漢詩

2009-01-07 11:45:53 | 幕末ニュース
 江戸時代の幕臣・勝海舟(1823~99年)が、ともに江戸城無血開城に奔走した幕臣・山岡鉄舟(1836~88年)を称賛する漢詩と人物画をしたためていた。海舟が、亡くなる直前の鉄舟に贈ったとされ、ごく一部にしか知られていなかった掛け軸。海舟が鉄舟にあてた書簡は十数通見つかっているが、人柄に触れた詩や絵は珍しく、専門家は「2人の友情を裏付ける貴重な資料」としている。


 掛け軸は縦137センチ、横33・5センチ。「英邁豪果 一好男子 撃剣精妙 悟入衆理 八萬子弟 誰亦是比」(才能豊かな豪快な男で剣に優れている。行動や言葉に真理があり、8万人の弟子に彼を上回る者はいない)という墨書の漢詩に、ひげを生やし、剣を手に座る鉄舟の絵を添えている。


 霊山(りょうぜん)歴史館(京都市東山区)の木村幸比古・学芸課長が2007年、古美術商から購入し、筆跡や落款などを調べた結果、海舟の作であることが確認された。


 掛け軸は元々、鉄舟が開いた剣術「無刀流」の門人たちが保管し、海舟が鉄舟の病気を知って筆を執ったものと語り継いでいたという。その後、東京の鉄舟研究家が近年まで所蔵。研究家の死後、古美術商に渡った。


 鉄舟は戊辰戦争(1868~69年)時、海舟らの意を受け、単身で官軍駐留地に乗り込んで西郷隆盛と面会し、無血開城を交渉。海舟と西郷の最終会談にも立ち会った。剣や書の達人とされ、維新後は明治天皇に仕えた。


 木村課長は「人を褒めない性格で知られる海舟が、鉄舟を手放しにたたえている点が興味深い。互いに認め合った深い友情が感じ取れる」と話し、同館での公開を検討している。


1/6  読売新聞


よければ下記をクリックしてください。
人気ブログランキングへ
一日一回クリックしてもらえたらうれしいです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿