第23回農心杯最終戦、
これほどに、自分以外の人の勝利を
願ったことは無かった。
しかし、AIとの一致率が世界で最も高いと言われる
韓国の申眞諝九段は強かった。
申眞諝九段の着手、白1,3の意味が
最初は分からなかった。
黒1~7で、取られているではないか?
(実戦も、この進行)
しかし、白8を用意しているのですね。
ここで、黒の打つ手が難しい。
いかにも、捨て石が好きなAIっぽい打ち回し。
これが人工知能、いや「人申知能」なのか・・・
この攻防で、黒がやや打ち難い形勢に。
しかし一力九段も、簡単に諦める訳にはいかない。
じわじわと差を詰めましたが、
世界戦で連戦連勝の申眞諝九段は、鉄壁でした。
世界一まで、あと一歩でしたが、あと一歩が大変。
それでも今回の日本チームは、希望をもたらせてくれました。
また、このようなハラハラドキドキした
対局を見せてくれたら、嬉しいです。