Walking Holidays ~ニュージーランド編~

大好きなトレッキングを中心にニュージーでの生活を綴ります。なのでWorkingではなくWalking Holidays!

ミルフォードの記~谷間の散歩~

2013-03-26 | ニュージーランド・トレッキング
ミルフォード、2日目。
いよいよ、今日からが本番。

日本では、「山の時間は下界のプラス2時間。」とよく言いますが、
これって世界共通ではないんだって、ここで気づきました。

ニュージーランドは、朝明るくなるのが遅いんです。
特に山間だとなおさら。
そして、霧で何も見えないので、
先を急ぐ必要がない限り、
朝早く動くことが必ずしも賢い選択ではないよう。


8時過ぎから、みんな動き出します。

さて、ハット出発です。



こんな景色を見ると、早起きは三文の徳感を感じます。
(全然、早起きじゃないけれど 笑。)



森の中をひたすら進み、ところどころで開ける視界。
すると、こんな景色が待っていたり、



少し遅めの日の出を拝んだり、


ただそこにある景色に感動をし、
歩くからこそ、いっそう感じる感激です。


この日は、谷間のフラットな道をひたすら進んで行くみちのり。
景色も大した変化がないので、自分と向き合うような日だった気がします。



一人で楽しく歩いていても、

・・・・たまに、やっぱり飽きてきます(笑)。人恋しくなってきます。


日本では、当たり前にいる友だちの存在、知り合い、家族の存在。
そして、直接的な関係はなくても支えてくれてる「誰か」の存在。

大自然の中で、一人になるからこそ感じられる誰かのありがたさ。

最近いつも思うのは、友だちをもっともっと大切にしよう。
小学生みたいですが、荒野にポツンといると思うことでした。


一本道だし、迷うことなんてないはずなのに、


人が見えなくなるとちょっと不安に。

けれど、視界に入れば、
「あーせっかくのミルフォードなのに、人が視界に入るなんて~ああもう。」
とワガママです(笑)。

ミルフォードが世界一美しい「散歩道」と訳されるているのは、
やっぱり、フラットな部分が多いこと、歩きやすいこと。
そして、どこか日本庭園のような風景が見られるからなのかなと思います。
 
うん、苔生す道がたまりません~

たまに、こんなお方が鎮座されていたりもしますが(笑。
さて、なぜこんな場所に来てしまったのか、わかりますか~?


このトロロ昆布のような苔、「ひげゴケ」が森中にひろがっています。



ついに、終わりのような場所が見えてきた★










ミルフォードの記~みんなのごはん~

2013-03-26 | ニュージーランド・トレッキング

そうそう、二日目を始める前に、
噂のミルフォード初日のみんなの夕飯について!

題して、となりの人の夕ごはん☆

行く前に、初日はほとんど歩かないので、
みんな肉やら何やら豪勢なものを持って行くらしいと聞いていました。

ほんとかな~と思ったら、予想通りに本当(笑。

え、オートキャンプ?


と思うような、食材。

フリーズドライなんて、ノンノン。

人参、たまねぎ、じゃがいも・・・。
これから、カレーかい?と聞きたくなるような、丸ごとの野菜たち

調理道具も、中にはフツーに家庭で使うようなガラス蓋のナベを持参している人も。

調味料も、日本のように超少量サイズなんて、ほぼ売っていないに等しいので、
日本でいう普通サイズ、こっちでいう一番小さいサイズをみんな持参。

フライパンの上では、お肉に、野菜がジュージュー焼かれています。。。

白人、たくましや!!


この時、思ったこと。

「軽量、少量、命!!」


と頑張っているのは(いや、好きなだけ?)、日本人だけなのかも、と。

白人の人って(まあ色々だけれど)、ふだんのゴハンからしてシンプルだから、
山なんかに来たら、一層シンプルになるのかと思っていたけれど、違うのかも。

彼らは、美味しく楽しく食べることが重要なんだろうな。
(もちろん、フリーズドライなんかを食べる人もいますよ~)

かさ張るけれど、プラスチック製のワイングラス(カップ)を持ってきたり、
一杯のコーヒー、紅茶のために大きなマグカップを持ってきていたり。

自分の中には、そんなチョイスがなかったので、新鮮でした。


面白かったのは、朝ごはんでのこと。

「何作ってるんですか?」とアメリカ人のおばさんに聞くと、
「オートミールなんだけれど、私のはインスタント。
でも、みんな、普通のオートミール持ってきていて、恥ずかしくなっちゃうわ。」

オートミール=水か牛乳でふやかして作るんでしょ?っというレベルの知識しか
ない私ので、インスタントも普通も大差ないんじゃ・・・と思うけれど、どうやら
違うようですねー。

そこも手を抜かないんだ、と以外でした。


それから、食事ではないけれど、
読書を楽しむために何冊も本を持参していたり。
あ、こっちは日本のような文庫本って存在しないので、
みんな、辞書サイズのドデカイ本を持参です。
ペーパーバックなので多少軽いと思いますが。。

彼らのカバンの中身の半分は、かさ張るものでできているのか、
四次元ポケットなんじゃないかと思います 笑。

いつか自宅で使うサイズの枕を持参する人に会えるんじゃないかと期待。
チビ枕持参の人は会いましたが 笑。