★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

「鳥」

2012-06-06 21:43:06 | 映画
小さい頃から
もう数え切れないほど見た、
映画の中の映画ともいえる作品。

でもあまりにポピュラなせいか
何度も見たにも関わらず
細部については新鮮なところも。

そういえば最近は見ていなかったから
知っているつもりでも
ちゃんとは見ていなかったのかもしれない。

ということで
ヒッチコックが登場するプロローグみたいな映像から
存分に堪能した。

サイコサスペンス、ホラー、動物パニック・・・
スリリングな展開を売る映画分野で
この映画を超える映画はなかなか出ないだろう。


はめ込みや合成がまるわかりな映像なんだけど
スリル感や興奮、
最近の高度な技術を駆使した映画にまったく引けをとらない。
これほど怖い感覚を掘り起こしてくれるのも
物語が素晴らしいから。
そして、今とは比べ物にならないほどの技術なのに
ヒッチコックの想像力が超越しているせいか
見る者の頭の中には“それ以上”のシーンとして刻まれる感じだ。

上映中にもう一度見たいくらい。


しかし細かいところでは突っ込みどころは満載。

なぜ窓に板を打ち付けている間に避難しなかったのか・・・とか。
(避難途中に襲われるから・・・って言っていたけど)
ラストに母親はなぜ娘のキャシーではなく、メラニーに付き添って車に乗ったのか。
(もちろん、メラニーは大けがしてたけど、歩けるわけだし・・)
メラニーは気の強い女なのに、ラストの呆けぶりがちょっと不自然。
(自力で歩けるほどのケガなのに・・ただし、襲われた後、覚醒した時の恐怖の表情はすごい!)

今回気になったのは
ミッチの母親がものすごいサイコちっくなこと。
ミッチに執着するあまり、ミッチの彼女に激しい嫉妬心を持つ。
そんな母親に、昔見たときにはまったくなんとも思わなかったな~
今見ると、あんなお姑さんは最悪!とか
そんなことが気になったりして・・・。

あまりにも有名なこの名作。
でも意外な発見があるので
最近見てないな~という方は
ぜひ見てみると良いのでは?と思います。



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2 Comments

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だよね(笑) (しんちゃん)
2012-06-06 23:28:38
 これって一番怖いのは母親とブロンドの彼女の確執。そして無残にもやられちゃったブルーネットの彼女も絡んでの、彼を巡る四角関係かも(笑)

 お母さん役のジェシカ・タンディはまさかあの映画の20年後にあんなに脚光を浴びるとはね(笑)

 鳥の怖さはあくまでもおまけかも(笑)

 一番怖いシーンは、やっぱ小学校のジャングルジムかな。
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しんちゃん (シウ)
2012-06-07 09:56:05
そうなの!
子どもの頃は“鳥”の怖さばかりが印象的だったけど
今になって真面目に見ると
ミッチを巡る女たちの執念の表情に怖さが・・・。
お母さんの目なんて完全にいっちゃってます。
この人、ジェシカ・タンディだったんだ!って
シウも驚きました。
今回は高校2年生の息子と見たんだけど
古臭い映画だと思って、ちょっとバカにしていたみたいな息子が
終わったあと、「こういう映画の中で一番怖いと思った・・・」と感動してました。
そんな様子にシウも感動です。
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