★we were on a break★

水曜どうでしょう 「迷走中」…最大の見所はエンディング?

『レオニー』

2010-09-30 12:44:39 | 映画
イサム・ノグチの母、レオニー・ギルモア。
レオニーがイサムの父、詩人のヨネ・ノグチと出会い
イサムを産み、
日本に来る経緯、
そしてイサムを育てる姿を描く・・・


って、
イサム・ノグチという天才を産んだ母だし
ものすごい期待して見に行ったんだけど

ものすごい裏切られようだった!!!

シウは人が作ったものをむやみにけなすようなことはしたくないと思っているけど
これはヒドヒドだよ。


リアリティがまったくない。
すべてにわたって中途半端。

カメラワークが綺麗なのが救いかもしれないけど
全体に“単なる地味”な雰囲気が続く。

貧しい中でもイサムを愛情深く育てるレオニーとはいえ、
貧しさがまったく伝わらない。
米人で、しかもシングルマザーのようになっている彼女を
当時の日本人は相当いじめたんじゃないかと思うのに
それはセリフだけで描かれている感じで
まったく伝わってこない。

たんにレオニーが5年も日本にいても
まったく日本語を覚えようともしない頑固もので
変人で、
はっきり言って自分勝手の自己中女、としかおもえない展開。
同情も、共感も、尊敬も、よばない。


原田美枝子、吉行和子や竹下景子、中村雅俊なんていう俳優がせっかく出ているのに
さっぱり魅力が見えなくて
ちょっと出てきた脇役と同じ印象。
誰でも良かった役に、ただ割り振った、って感じ。

クライマックスに向かうのかと思いきや肩すかし、の連続。


せっかくの良い題材が
もったいないの一言だった。

演出も使い古されたものばかりで
新鮮さがないし
ラストの札幌のイサムデザインの公園のシーンなんて
あれを蛇足と言わずして何を蛇足というか、って感じ。

レオニー - goo 映画
Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ただ今、無料です。 | TOP | しかく豆 »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | 映画